【総合評価】：★☆☆☆☆
その日は早い時間に入店した。
受付を済ませ2Fのロッカーへ。
薄暗い階段を上がると廃墟に迷い込んだのかと思った。
床の赤い絨毯地にはホコリがビッシリ。。。
もう何年も掃除していないんかな。時が止まったような空気を感じた。
かつては賑わっていたのだろう。立派なカウンターの部屋もあった。
しかし、そこもホコリがすごい。
とりあえずシャワーを浴びようと１Fの浴室へ。
広いお風呂も昔は人であふれていたのかな。
なんて考えていたらゴキブリが。。。
発展場にゴキブリなんていくらでもいるんだろうけど、
実際見ちゃうとこれかなりの萎え。。。
一度汚いと思うっちゃうともうダメでどこにも身を置きたくなくなる。
でも、お金払っちゃってるし。。。
別途有料の完全個室にすればまだよかったのかなとかなり後悔。
でも、泊まるつもりで来たんだからここで夜を明かそうと決心し直す。
その日は人もまばらでご老人が数名。。。とりあえず寝よう。
4Fのスカイゾーンにはマットレスが4枚。
目隠しの衝立が2つ置かれていた。
誰もいないしここでいいや。マットレスに横になる。
少し空いた大きな窓からは夜風がカーテンを微かに揺らしている。
しばらくして目を覚ますとかなり夜が更けていた。
外からは飲み会の集団か、下を歩く男女の声が聞こえる。
夜風が気持ちいい。
すると足音が聞こえて誰かがこの階にやってくるのがわかった。
もう一人で寝るモードだったのに。。。変な人に来られても困るし
なんて思っているとその男性が体に触れてきた。
薄暗い中で目を凝らすと５０代ぐらいと思しき男性だった。
勝手にチンチンを舐めてきたがめんどくさいのでそのままにしていた。
が、顔がぐっと近づいてきたので嫌だと体をよじらせた。
その男性は「彼はどんなプレイが好きなの？」と聞いてきた。
その問いにはなんか適当に答えた気がする。
話を聞くと男性は他県から来ているのだという。同郷だった。
あなたと同じように他県から遠征で来てるのですよ。
とは言わなかった。少し話しをして男性は下の階へと降りて行った。
それからまた目を閉じた。
暗闇の中何人かの人が往来するのが分かった。
暗闇の中で人影がじっとこちらを見て品定めする様は正直かなり怖い。
けれどもこれが発展場だ。でも、いくらたっても慣れないし怖い。
それからしばらく時間が過ぎたのだろう。
うっすら、本当に微かにうっすらと夜が明るみを帯びてくる頃、
大きな足音がこの階に上がってくる。
明らかにわざと大きく音を立てている足音。
大きな足跡は隣のマットレスに近づき、
わざと大きな音を立ててその男は横になった。
うるさいなと思いながらふと見ると同年代、
もしくはそれより若そうな男だった。
なので、こちらからおしゃぶりに行った。
せっかく発展場に来たのにこのままで帰るのも癪だったのだ。
男は酔っぱらっている風だった。
ずっと目を閉じていたが、顔は悪くなかった。まぁ普通。
体も悪くなかった。まぁ普通。
とりあえず手と口でいかせてあげると何も言わずに去っていった。
そしてまた目を閉じた。
朝になり窓の外を見る。曇り空だった。
明るくなった室内は夜とは違って見えた。まぁ当然だけど。。。
ゴキブリが出ないことを祈りつつ、シャワーを浴びて店を出た。
いろいろ発展場には行ったけどおそらくもう行くことはないかな。
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記憶を元に記しているので、間違っている部分はご了承ください。
記事の内容はあくまで個人の感想です。
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妃泉会館 HP
