昨年、2018年は『ゲゲゲの鬼太郎』アニメ化50周年のアニバーサリーイヤーでした。
今回はテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』歴代シリーズについて書きたいと思います。
僕は水木しげる先生の作品が幼い頃から大好きでした。
妖怪や不思議なものに惹かれたというより水木先生の書く画に惹かれましたね。
すごく人間らしい曲線のある、動きが見えるような感じのあの画が好きだったなぁ。
子供向けの水木先生の図書をたくさん買ってもらってよく読んでいました。
妖怪の名前も宙に言えるぐらい書いてあること全部覚えてたなぁ。
水木先生原作のNHKドラマ「のんのんばあとオレ」にもすごく入り込んだし。
水木先生の出身地・境港へ親に連れて行ってもらったのもいい思い出です。
"水木しげるロード"をまたゆっくり歩いてみたいものです。
さて、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の一部がYouTubeで見れちゃうので紹介します。
それがこちら、東映アニメーションミュージアム公式YouTubeチャンネル。
『ゲゲゲの鬼太郎』だけじゃなくまぁすごいアニメーションの数々。
おそらく30代以上は涙流して喜ぶラインナップ。
その各アニメの初回、第1話をフルでアップロードしてくれてます。太っ腹!!!
おそらく"第1話を観て、続きが気になる人は作品買ってね!"ってことなんでしょう。
まぁ買える人は買ってあげましょうよ、なつかしの東アニ作品。
みんな"東映まんがまつり"を観て育ったでしょう?
僕の世代は、何と言っても80年代の第3期鬼太郎です!
【公式】ゲゲゲの鬼太郎(第3期) 第1話「謎の妖怪城出現!!」
てか、第3期はオープニングからハンパないですね。
都会の超高層ビルと一反木綿に乗った鬼太郎の構図。しびれます。
バブル突入直前イケイケの日本に鬼太郎が警鐘を鳴らすような作風。
第1話「謎の妖怪城出現!!」。この回ははっきり覚えてますねぇ。すごいインパクトありました。
改めてみるとすごい初回ですね。20分ちょっとの間に第3期のコンセプト、人間と妖怪の立ち位置や登場人物の紹介など凝縮されてます。
第3期は明確にヒーロー物テイストを『ゲゲゲの鬼太郎』に持ち込んでいてこれは子供はやられちゃいますよね。正体のわからない不思議な存在の妖怪という要素と白黒分かりやすい勧善懲悪のヒーローという要素、両方入っちゃってるんですから。
第3期はヒロイン夢子ちゃんの存在も特筆すべきところだと思います。
この第3期アニメオリジナルキャラクターの夢子ちゃん。
ドラえもんで言うところの静香ちゃんのような上品な人間の少女。
夢子ちゃんというヒロインを設定することでヒーローとしての鬼太郎がより際立っていました。
第3期はシリーズ終了後に番外編的に"地獄篇"が放送されたんですが、これがかなりおどろおどろしい内容で厳しい環境の中で鬼太郎と夢子ちゃんの二人の物語が強調されていた記憶です。幼い子供には結構パンチの利いた内容だった気がする。
■アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』歴代シリーズ■
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第1期 (1968ー1969)
レンタルビデオで後追いで見ましたが、出てくる妖怪もみんなかわいらしくて好き。
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第2期 (1971ー1972)
第2期もまだほのぼの要素が強いですね。エンディング癒されるわぁ。
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第3期(1985ー1988)
【公式】ゲゲゲの鬼太郎(第3期) 第1話「謎の妖怪城出現!!」
ビジュアル的にも丸みが取れて、かっこいい鬼太郎になってます。
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第4期(1996ー1998)
【公式】ゲゲゲの鬼太郎(第4期) 第1話「妖怪!見上げ入道」
すでに猫娘がおかしくなり始めてますね。砂かけ婆はなぜかピンク色だし。
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第5期(2007ー2009)
2000年代に入って製作された第5期の鬼太郎。絵がなんだか気持ち悪いですね。。。
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期(2018ー)
そして、昨年4月にスタートした現在放送中の第6期、もっと気持ち悪いです。。。
鬼太郎は萌えアニメじゃねぇんだよ!なんやその猫娘は!!と怒鳴り散らしたい気分。
こんなのは鬼太郎じゃないやい!!と大きな声で言いたい。マジで。
けれども、僕の見てきた第3期鬼太郎もヒーロー的要素をかなり強めていて本来の鬼太郎とは路線変更をしていたことを考えると否定するのも違うかななんて思ったり。
ドラえもんの声が大山のぶ代さんから水田わさびさんへ変わってもドラえもんが子供たちに愛され続けるように、今の子にとってはこれが『ゲゲゲの鬼太郎』なんですよね。
幼い日の僕のように今の鬼太郎を愛する子供たちの前でそんな暴言吐けないです。。。
自分の中ですごく反省しています。誰に対してかわからないけど、ごめんなさい。
とにかく僕は80年代の第3期鬼太郎が大好きだ!最高だ!と死ぬまで言い続けようと思います。
良い作品が残っていくことに比べれば、絵や声の多少の変更なんてどうでもいい些末なことのかもしれません。大人になれない僕のような人間がダメなだけですね。。。
あの『悪魔くん』まであるなんて。。。東アニさん、あんた最高だよ!!!
マジでなつかしすぎて涙出てきます。今見るとめっちゃかわいいですね、悪魔くん。
それにしても体中に目がついてる百目をこんなにかわいらしくキャラクター化しちゃうなんてホントにすごい!第3期鬼太郎同様に出てくるあのオカリナに憧れたものです。
七五三の時に何かおもちゃを買ってもらえることになって悪魔くんのおもちゃを買ってもらったのを覚えています。あ、これこれw
2008年に墓場の鬼太郎なんてやってたんですね。全然知らなかったです。
貸本時代のおどろおどろしい雰囲気を生かそうと作っているとは思います。
でも、漫画で読んだ方がいいかな。復刻版もたくさん発売されていますので。
大人になってからゆっくり見ることのなかった水木先生の作品。
とりあえず80年代の第3期鬼太郎を少しずつ観直していきたいと思います。
Amazonで高いけど買っちゃいました!でも、大事にしすぎてまだ開けてません。
悪魔くんのDVD-BOXもほしいなぁ。。。