1995年9月にアルバム『Blue Jam』でデビューしたBONNIE PINK。以下、ボニー。
ボニーを語るうえではずせないのがやはりトーレ・ヨハンソンの存在だろう。
1990年代のスウェディッシュ・ポップブームの火付け役となった音楽プロデューサー、トーレ・ヨハンソン。
1997年5月発表、彼が全曲プロデュースしたボニーのセカンドアルバム『Heaven's Kitchen』。
その先行シングル「Heaven's Kitchen」。スマッシュヒットを記録し、アルバムも大ヒット。
「Heaven's Kitchen」をラジオで初めて聞いたときは衝撃でしたね。
こんなおしゃれな洋楽みたいな邦楽があるんだ!という感覚。
赤髪のボニーもかなりインパクトありましたね~。
その後もトーレ・ヨハンソンプロデュースでたくさんの名曲を生み出したボニー。
やはり2003年の「Tonight, the Night」もはずせない。
久々のトーレ・ヨハンソンプロデュース楽曲でこれもスマッシュヒット。
BONNIE PINK - Tonight, the Night
不思議な浮遊感のある打ち込みが印象的なこの曲。一人で部屋で踊るのにちょうどいい。
2004年のヒットアルバム『Even So』。
1998年のサードアルバム『evil and flowers』以来の全曲プロデュースとなった作品。
その1曲目を飾った「Private Laghter」。
切ない恋人との別れを歌いながらもどこか爽快な空気すら感じるナンバー。
こちらもヒットアルバム『Even So』収録の「Last Kiss」。
「Private Laghter」のその後を歌ったような曲。より悲哀に満ちている。
全体的にトーンの抑え気味なシンプルなアルバムだが、地味というのとはまた違う魅力がある感じ。
ほぼ全曲ボニーが作詞・作曲していてトーレ・ヨハンソンが編曲をしているという形。すごく相性がいいというか、魅力を引き出すのがうまいんでしょうね。
以下、BONNIE PINKのシングル売上TOP10。
1.A Perfect Sky (2006)
2.犬と月 (1998)
公式動画が無い為、割愛。
3.Daisy (1999)
4.Heaven's Kitchen (1997)
5.Water Me (2007)
6.鐘を鳴らして (2008)
7.Forget Me Not (1998)
公式動画が無い為、割愛。
8.Anything For You (2007)
BONNIE PINK - Anything For You
9.It's gonna rain! (1997)
公式動画が無い為、割愛。
10.Thinking Of You (2001)
ボニーの曲で一番好きな曲、コレ!って決まらないんですよね。
僕の場合、その日の心の状態によってかなり変わります。
最近好きなのは、「カイト」。こちらもトーレ・ヨハンソンのプロデュース楽曲。
なかなか強いメッセージソングなこの曲。"心だけは僕のものだ"、響きますね。
社会と自分と、他者と自分との相対的な捉え方しかできにくい時代ですから。
自由な自分を一番縛っているのは意外と自分の心だったりしますね。
ボニーの曲っていつも心に語り掛けてくるというか。
いい意味で内向きだから好きなんですよね。
すごくいろんなことに対して思慮深い人なんだろうというのが伝わってきます。
2012年発表のアルバム『Chasing Hope』が現時点での最新作。
2015年に結婚されて、2017年にはママになったボニー。
またボニーの作品に触れられる日が来るのを待っています。
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