現在、NHK・民放各局共同でのラジオキャンペーン「#このラジオがヤバい」が展開中である。こちらがその特設サイト。
若い世代にもっとラジオというものに親しんでもらいたいと立ち上がった企画らしい。
リスナーの高齢化も指摘されるけどラジオ業界もなんとかがんばっているんだなぁと。
とてもいい企画だなぁと思っていたところこんなヤバいニュースが飛び込んできた。
AMラジオがなくなる。。。僕ら世代にとってはかなり衝撃的なニュース。
今まで生きてきた中でも大きな時の流れを感じる出来事の一つになるかもしれない。
だってAMラジオで育ってきたんだもん。
でも、よく考えてみると僕も最近はほとんどインターネットラジオサービス「radiko.jp(ラジコ)」を使用していて、地元のAMラジオはあまり聴いてなかったなぁ。
インターネット等に押されAMラジオ局の広告収入は半減しているところもあるとか。
さらにAMラジオの送信設備の更新時期も迫っておりこういうことになったらしい。
田舎だとFMラジオが届かない地域も多くあるし、災害時は広く届くAMラジオがいいってよく言われる。
それも問題だけどAMラジオの庶民的な文化がなくなってしまいそうでそれが一番怖い。
パーソナリティの声の温かみを感じられ、リスナーとの距離感もとても近いあの感じ。
書いててすごい自分がおっさんなんだなと再確認させられたけどやっぱり無くなってしまうのは悲しい。
オールナイトニッポンが終わる午前3時前のあの空気感。
すごく切なさを感じつつも明日からも頑張ろうと勇気をもらい、なんとも言えない気持ちになっていたなぁ。
友達もろくに作れずにゲイであるということも受け止められず一人で悶々としていた僕のような孤独な少年にとっては大きな救いでしたよ。AMラジオから聞こえる誰かの声が。
現時点ではAMからFMへの移行ということが全く想像できない。どうなるのかな。
悲しいニュースに触れ、AMラジオこそセーフティーネットだったんだと今さら気づかされた。