球体通信

Around Forty gay on the Kyushu Island

Kirari。

昨日に引き続きドラマ『GTO』関連の記事になる。

1998年の『GTO』での好演が印象的だった女優さんがいる。当時18歳の希良梨だ。

www.youtube.com

 

前年1997年に女優デビューした彼女。

女優としては当時の青春ドラマの主人公の友達的脇役をとても自然に演じていた。

テレビ朝日系ドラマ『おそるべしっっ!!!音無可憐さん』や『可愛いだけじゃダメかしら?』などでもそうだった。

ショートカットなのだがボーイッシュなだけではないチャーミングさがあった。

1999年には"Kirari"として歌手デビュー。

歌手としてはR&Bナンバーをクールに歌うスタイルだった。

当時はJ-R&B全盛期だったので時流に乗った音楽活動だったといえる。

 

デビューシングル「Last Piece」。 フジテレビ系アニメ『GTO』エンディングテーマ。


kirari 希良梨 『LAST PIECE』

作詞:希良梨、作曲:TAKU (m-flo)。

様になってるっていうかかっこいいなぁ。当時も今もこういう子いないよね。

自身で作詞もしてるっていうのも強いし、他のアイドルとは一線を画していたなぁ。

 

セカンドシングル「to be Lover」。


希良梨MV TO BE LOVER

作詞:Kirari・H.U.B、作曲:今井了介

デビューシングルとサードシングルに隠れがちだが、こんなかっこよかったんだと再発見。

 

最大のヒットとなったサードシングル「Toy Soldiers」。TBS系ドラマ『QUIZ』主題歌。


希良梨MV「Toy soldiers」トイソルジャー

ある児童誘拐事件の犯人を探るミステリー作品だった『QUIZ』。主演・財前直見

犯人から出される"クイズ"に財前直見が過去のトラウマが蘇ったりしながらも立ち向かう。

映像的にも前年のドラマ『ケイゾク』的アプローチでダークでなかなかかっこよかったのだが、思わせぶりに引っ張って引っ張って結局犯人は「子供たちでした!(ドヤッ)」という視聴者驚愕のエキセントリックなとんでもドラマだった。

確か子供たちの中心人物は今も活躍する神木隆之介くんだったと思う。

ある意味もう一度見たいドラマ作品である。

 

H.U.B.の訳詞が絶妙でKirariの媚びないボーカルとともに素晴らしいカバー曲になっている。

こちらがオリジナルのMartika「Toy Soliders」。1989年全米1位を記録した大ヒット。
Martika - Toy Soldiers

 

唯一のアルバム作品となってしまった2000年のファーストアルバム『Kirariddim』。

上記の3枚のシングルを全て収録しクールなかっこよさを前面に出しつつも、等身大の少女の繊細さを覗かせる曲もありなかなか名盤だと思う。

特に素敵なサプライズを含む「SUNDAY PARTY」からの「心やすめて」はかなり最高。祭りの後的なせつなさがうまく表現されている。

 

アルバムのリリース後にシングルを1枚リリースし、その後はいつの間にか消えていたという印象の希良梨/Kirari。

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実は大きな病気を患っての引退だったとは。。。

病名を公表できないっていうのもつらかっただろうな。

当時はある男性アイドルとの交際によって干されたなんて言われていたが、こういうことだったのか。

まぁいろんな理由があったのだろうが、ひっそりと表舞台から消えたのは事実だ。

 

おそらくあのまま活動していたら女優としても歌手としても大活躍だっただろう。

本当にもったいなかったなぁ。まぁ今が幸せそうだからよかったけど。

 

やはり健康が何より大事なことなのだと再確認。めんどくさがらずに病院に行こうと思った。

  

kirariddim

kirariddim