球体通信

Around Forty gay on the Kyushu Island

城南海ちゃん。

今年1月にデビュー10周年を迎えた城南海(きずき・みなみ)ちゃんが

5月8日に10周年記念ベストアルバムをリリースします。タイトルは「ウタツムギ」。

「ウタツムギ」の意味としてはデビュー曲「アイツムギ」と歌で紡いできたこの10年をかけてこのタイトルにしたのだとか。

 

城南海ちゃんは鹿児島県の奄美大島の出身。

"ぐぃん"と呼ばれる奄美大島に昔から伝わる独特の歌唱法で幅広いジャンルの楽曲を歌う女性シンガーです。

最近はテレビ東京系『THEカラオケ☆バトル』の"10冠絶対女王"としてもよく知られていますね。

 

僕が城南海ちゃんを知ったのは10年前のデビューしてすぐぐらいでした。

デビュー曲「アイツムギ」。作詞・作曲は川村結花さん。


アイツムギ/城 南海(きずきみなみ)

奄美大島の名産・大島紬とかけたタイトルだったのですね、今さら気づきました。

そんなの関係なく名曲ですね。またビジュアル的にも文句なしのかわいさです。

ちなみにカップリングの「ピアノ」もしみじみした名曲です。

 

個人的には一番好きなセカンドシングル「誰カノタメニ/ワスレナグサ」。


誰カノタメニ/城 南海(きずきみなみ)

フジテレビ系昼ドラ『エゴイスト 〜egoist〜』の主題歌でした。

故・川島なおみさんがトップ女優を好演していた実に昼ドラらしい昼ドラで大好きな作品で、ドラマと共にこの曲にもかなりハマって当時聴きまくりました。

最近あまりないドラマティックな展開の曲で、"泣いていいのに~"のくだりが好きです。

また「ワスレナグサ」の方も挿入歌としてドラマで印象的に使われていました。


落ち着いたラブバラードとなったサードシングル「白い月」。


白い月/城 南海(きずきみなみ)

2009年7月22日、46年ぶりとなる日本での皆既日食の日にリリースされました。

悪い曲じゃないんですが、勝負のサードシングルとしては正直弱かったと思います。

しかも大事なファーストアルバムの先行シングルだったのですからなおさらでしたね。

 

10年前そういえばちょっとした皆既日食フィーバーがありましたね。

www.walkerplus.com

日本で皆既日食を観測できる地域はトカラ列島など非常に限られていましたが、

奄美大島もその範囲に入っていたこともあり非常に注目が集まった時期でした。

そんな世紀の天体ショーをうまく絡めて売り出されていた城南海ちゃん。

これも悪い戦略とは言えないんですが、あまりうまくいきませんでしたね。。。

 

ファーストアルバム『加那 -イトシキヒトヨ-』の1曲目を飾る「太陽とかくれんぼ

」。


太陽とかくれんぼ/城 南海(きずきみなみ)

こちらのミュージックビデオは奄美大島大自然城南海ちゃんのコラボレーション。

がっつり皆既日食をテーマにした楽曲ですね。民族楽器的アレンジもいいです。

このアルバムには他にもバラエティに富んだ曲が多くて、バラードも素敵な曲が多くてよく聴きました。

有名なのはリリース時期にNHKみんなのうた』で流された「あさなゆうな」ですね。

www.nhk.or.jp

個人的に好きなのは「あさなゆうな」の前に収録されている「Sunrise」です。

足るを知る。そんな簡単なことを思い出させてくれる。素敵な曲です。

 

正直J-POPシンガーとしてもっと早く売れてほしかったのですが、

カラオケ番組きっかけのブレイクだとしても日の目を見れただけで本当によかったなぁと思います。

実力のある人が正当に評価される世の中であってほしいものですね。

19歳のデビューから10年経ち、29歳となった城南海ちゃん。

これからも素敵な歌声をたくさんの人に届けていってほしいと思います。