球体通信

Around Forty gay on the Kyushu Island

2019年はベストアルバムブーム!?なぜ今なのかを考える。

2019年5月10日現在、

わかっているだけでも強力なベストアルバムのリリースが3枚控えています。

 

6月5日リリース aikoaikoの詩。』。

6月26日リリース 嵐『5×20 All the BEST!! 1999-2019』。

8月21日リリース 竹内まりや『Turntable』。

 

2019年はいわゆるベストアルバムブームの年になりそうな気配なんです。

3例でブームというのはさすがに時期尚早な気がしますが、

この三枚かなり共通点のあるベストアルバムとなっています。

 

1.圧倒的なお得感。

aiko、嵐に関してはシングル全曲を入れてしまう大ボリューム。

竹内まりやはレア曲をこれでもかと詰め込んだ大ボリューム。

その上で3組とも販売価格は初回限定盤でも4000円台という低価格。

 

2.リリース発表からリリースまでの期間の短さ。

大抵こういう大型リリースはかなり前から情報が流れるものですが、

3組とも直前と言えるタイミングでの発表です。特にaiko、嵐はリリースの前月。

かなり緊急的なリリースと言えるのでは?

 

1について考えると、

よく言われるように普通にCDが売れない時代だからお得にしたとも考えられますが、

完全にサブスクリプションの時代になる前にCDというパッケージで稼いでおきたいという見方もできます。

現に竹内まりやさんは今回のベストアルバムリリース発表と同時に初期作品のサブスクリプション解禁を行っていますしね。徐々にではありますが、確実に過去の音源もサブスクリプションに解禁せざるを得ない流れにはなっていますね。

ベストアルバムをまだミリオン売れるユーミンが断行した昨年のサブスクリプション全曲解禁のインパクトはやっぱり大きかったんですよね。

 

2について考えると、

もし衆参ダブル選挙なんてあっても10月に予定されている増税は完全に決まったんじゃないないか、なんて邪推してしまいますね。

逆にスケジュール的に増税の延期が完全に不可能な状況になったのでこのタイミングのリリースになったとも考えられますね。

増税になる前に稼いでおきたいということです。

また来年の東京五輪というビッグイベント前との関係も考えられます。

おそらく来年には東京五輪フィーバーでいくら大物アーティストでもよっぽど五輪関係の曲を出すとかでもしない限り話題にすらならない可能性もあります。

嵐の場合、来年いっぱいは活動予定なので来年のリリースでも全然いいはずなのに

なぜここまで急いだのかといえば最大限話題になる時期を逆算してのリリースになったのではないか。

最大限話題になるタイミングで稼いでおきたいということですね。

 

物価の上昇、実質賃金の低下、10月に迫る消費税増税

庶民の財布のヒモがさらにきつくなる前に"出血大サービス"の

ベストアルバムも駆け込み需要的に増えてくるのかもしれません。

 

aikoの詩。(初回限定仕様盤 4CD+DVD)

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5×20 All the BEST!! 1999-2019 (初回限定盤1) (4CD+1DVD-A)

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