作家の五木寛之さんが以前テレビで《「あきらめる」ということは「明らかに極めること」だ》というようなことをおっしゃっていた。たぶんもう10数年前。
当時の新著『人間の覚悟』発売時のインタビューだったんだなぁ。
僕は明らかに見極めて今の道を選ぶことができているのだろうか。
現実に目を背けてないか。見極める努力をしているのか。
何度も噛み締め自分の中で問い続けていたい言葉である。
悲観論でもなんでもなくて日本が急速な人口減少と共に国として縮小していくのは確実で 。
話題の年金問題だけでなく構造的な問題がさらに噴出してくるのは時間の問題で。
そうなるのはわかっていながら社会システムを変えることができなかったのは致命的で。
ひとりひとりが覚悟を持って生きる。
ある意味当たり前だけど出来ていないこと。
そして、誰もが一生懸命に覚悟を持って生きていればいい社会になると信じて。
『人間の覚悟』今から読みます。