Only You。 - 球体通信

オリジナルを超えるようなカバー曲、たくさんあると思う。

個人的はこの曲が思い浮かぶ。

印象的なコーラスによって大化けしたフライング・ピケッツの「Only You」。

ウォン・カーワイ監督作品『天使の涙』に大胆に使用されたこの曲。

『天使の涙』は、まだ一重であどけない時代の金城武を見ることができる1995年の作品だ。

まだ中国返還前の香港で繰り広げられる5人の若者の群像劇。

ウォン・カーワイというのは時間の切り取り方がうまい監督だと思う。

その美しさもその残酷さも同じフィルムの中に映し出す力がすごいのだと思う。

何万もしたウォン・カーワイ作品のDVD-BOXを昔買ったので見返そうと思えば見返すことはできるけど、あらすじを書き起こすと大した話じゃなかったような。。。

やっぱり映像で見ないとな。時間があるときにまた見直してみたいと思う。

こちらがオリジナルのヤズーの「Only You」。

シンプルな電子音が心を打つ80年代を代表する名曲。やっぱこっちか。

僕は『天使の涙』でフライング・ピケッツのカバーバージョンを最初に聴いたけど、

オリジナルのヤズーのバージョンを先に聴いていたら当然ヤズーファンになっていただろうなぁ。

確かフライング・ピケッツのバージョンはごっつのコントでもで使われた気がする。

コントのタイトルが思い出せないので確かではないが。

せっかくカバーするのならオリジナルを凌駕するようなカバー曲が聴きたい。