19年前の2000年6月7日にリリースされた浜崎あゆみちゃんの「SEASONS」。
3ヵ月連続リリースの第3弾で130万枚以上を売り上げた代表曲ですね。
中島みゆきさんの「時代」のパクリだなんていろいろ言われましたが、
やっぱりイントロから切なくて名曲だなぁとモロ世代の僕にははずせない一曲です。
この曲が主題歌となったドラマが『天気予報の恋人』でした。
『天気予報の恋人』は、2000年4月~6月にフジテレビ系で放送された月9ドラマです。
脚本家は、名作『イグアナの娘』や朝ドラ『ちゅらさん』をヒットさせた岡田惠和さん。
90年代前半には次々とヒット作を生み出していたフジテレビの黄金枠"月9"。
それでも90年代の終わりには視聴率がかつてのように伸びなくなっていきます。
この記事でも完全にスルーされている時期ですね。
そこでテコ入れ的にこれまでとは少し趣の違う月9をとなって生まれたのがこのドラマでした。主演に佐藤浩市を据えていることからかなり大人向けの月9を提示しようとしていたことがわかります。
さらに90年代のTVドラマで主演作を連発していた深津絵里、『ビーチボーイズ』など人気作に次々と出演していた稲森いずみをキャスティング。脇にはナインティナイン・矢部浩之、このドラマで月9デビューとなった米倉涼子。
そして、脚本に90年代のフジテレビ人気ドラマも多く手掛けた岡田惠和さんの起用。製作陣・キャスティングから見てもかなり力が入った作品だと言えます。
でも、当時としては低視聴率で地味な印象のドラマで成功とは言えない部類でしたね。
まぁ主人公が気象庁職員の中年男性という時点でかなり地味は地味でした。。。
しかし、結構僕はかなりハマりました。
空のことはわかるけど女心は点でわからないバツイチ気象庁職員の佐藤浩市。
FM局の人気DJで恋愛相談のスペシャリスト、でも実は恋に奥手な深津絵里。
親友のために話の流れで人気DJに成り代わってしまう美人シングルマザーの稲森いずみ。
ちょっとしたウソからこの男女3人の複雑な恋模様が展開されていくこのドラマ。
なかなか一筋縄ではいかずヤキモキするんだけれど、それがすごくいいんですよね。
登場人物がみんなどこか不器用で。大人になってもそうなんだなぁって思えて。
やっぱり岡田さんの作品って心の機微がすごく丁寧に描かれている印象で最高ですね。
タイトルの「天気予報の恋人」はCHAGE&ASKAの名曲に由来します。たぶん。
今では"シャブ&アスカ"なんて言われてしまってますが、90年代にはミリオンヒットを連発の文句なしのトップアーティストでした。
最終回のエンドロールでは、ラジオからCHAGE&ASKA「天気予報の恋人」が流れてきたり、粋な演出も素晴らしかったですね。
良いドラマだったんですが、DVD化されてないようで。。。
昨年末、千葉テレビで放送されてたようなので再放送はまたどこかでやるかなと。
高画質でまた見返してみたいなぁと思うドラマですね。
- アーティスト: 浜崎あゆみ,鈴木直人,HAL,Atsushi Hattori,Akimitsu Honma,ラム・ダブラー,ジョナサン・ピーターズ,Shuichi Ikebuchi,HIROKEY,D-Z,Izumi“D.M.X”Miyazaki
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 2000/06/07
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