今日、あるはてなダイアリーに心を揺さぶられた。井上陽水ファンのまっすぐすぎる叫びである。
僕もファンだったアーティストのリリースに関して疑問を持ったことが今までたくさんあったし、すごく共感もできる内容だった。
結局、ファンが何に一番怒っているかというとアーティストを大切にしていないレコード会社の姿勢である。
しっかりとアーティストの商品価値を守るマネジメントをしろと言うことなのだ。
音楽も当然ビジネスなのはわかっている。
だが、目先の利益を求めるがあまりにさすがに愛のなさすぎる仕事してんじゃねーのかという指摘である。
すべてのファンの願いを叶えることはできない。それはファンだってわかっている。
しかし、明らかにアーティストを大切にしていない中途半端でいい加減なリリースには怒りの声を挙げるのは当然だ。
ファンはちゃんと作られたものにはちゃんとその対価を払おうとする。だからこそ怒っているのだ。
音楽業界とは多くの一般人にとって憧れでありエンターテイメントであり夢である。
その夢の紡ぎ手を、その作品を大切にできないということは夢を壊す行為と同じである。
そのことをわかった上で音楽業界関係者には仕事に取り組んでもらいたい。
こちらは音楽ファンの叫び。サブスク未配信問題である。
あの宇多田ヒカルがプロデュースとデビュー時に話題になった小袋成彬が日本のサブスクリプションサービスの現状を嘆いている内容。
アーティストとしてと言うよりも一音楽ファンとしての率直な意見だ。
音楽不況と言われながらも未だあぐらをかいた殿様商売ができている現状が日本の音楽業界にはあるようだ。販売機会を自ら見す見す逃しているのだ。
2005年にダウンロード配信はiTunes Storeが、2016年にストリーミング配信はSpotifyが日本に上陸し僕たちの音楽の聴き方は大きく変わった。
しかし、日本のレコード会社の対応は遅く、2019年になってもストリーミング配信されていない有名アーティストは多い。
結局外圧によって渋々始めたことであって、
日本の音楽業界が自ら変化を望んでリリース形態を変えたわけではない。
あくまで"仕方なく"という感がアリアリの現状になってしまっている。
黒船の来航でしか変化ができないのだとしたら、それは少し哀しすぎる。
aikoら一部アーティストはCDというリリース形態へのこだわりからストリーミング配信を解禁していないと言われている。
それならそれでしっかりとアナウンスすべきだ。
アーティストの意向によりうんぬんと。
それもレコード会社の責任ではないだろうか。
またあっちのサイトでは配信しているのにこっちのサイトでは配信していないというようなこともまだまだある。
どんな権利のしがらみがあるのか知らないがはっきり言ってファンには関係ないことである。
権利関係のクリアが難しくて配信が無理ならその理由も明記してほしい。
ファンはそんな情報さえもちゃんと知っておきたいのだ。
不親切な商売は潰れる。
近所の無愛想なババアの駄菓子屋は他の駄菓子屋より早く潰れた。
なんだかんだ言ってもまだ日本は裕福だからなんとかなっているだけだ。
数年後はどうなっているかわからない。
ファンにも権利がある。いい加減な仕事に対して批判の声を上げる権利だ。
時と場合によっては不買運動という強硬措置だってできる。
時代の過渡期、大胆に決断できるものだけが生き残る。
ファンは見ている。