1995年発表の井上順さんの「なんとなく なんとなく」。日産・パルサーCMソング。
オリジナルはもちろん1966年発表のスパイダースのヒット曲ですね。
井上順さんや堺正章さん、ムッシュかまやつことかまやつひろしさんがいたグループとして有名です。
またリーダーの田辺昭知さんはのちに芸能事務所・田辺エージェンシーの社長となって
タモリさんなどのスターを育てたことでも知られていますね。
いろんな意味で伝説的GS(グループサウンズ)バンドでした。
この曲に関してはカントリーミュージックの日本的解釈のベストアンサーと言った感じ。
作詞・作曲はかまやつひろしさん。やっぱりこういう普遍的なメロディーを生み出す
かまやつさんってすごいですね。
Wikipediaを見るとローリング・ストーンズの「As Tears Go By」によく似ているとの記述が。
こちらがそのローリング・ストーンズの「As Tears Go By」。
As Tears Go By (Original Single Mono Version)
確かに似ているのかもなぁ。まぁスパイダースがビートルズやローリング・ストーンズに強く影響を受けていたことはよく知られていますしね。
グループサウンズ自体がそういう世界的なムーブメントの中で生まれたもののようですし。
何らかのヒントを得たんだろうと考えるのが自然かも。とはいえ、「なんとなく なんとなく」もまた別個の曲として評価したいですね。
なんとなく思ったこととか感じたこと。英語で言うとフィーリングなのかな。
そういう言葉にできない感覚とかもっと大切にしたいなってこの頃思います。
「アイツといるとなんか落ち着くなぁ」とか「あの人、なんか好きだなぁ」とか。
言葉にできなくたってそれらも僕の大事な感覚の一部。
ホントのホントに正直な感覚が『なんとなく』なのかもしれません。