なんかそれなりに過ぎてはいくけど決して気分の晴れることのない日々。
自分なりに一生懸命やっているつもりでもどこか空しさが募っていく。
そんな気分を歌ってくれているglobeのサードアルバム『Love again』収録の「Nothing ever makes me happy」。
このサードアルバムは人の心の内側にベクトルを向けた暗めのアルバムで個人的にはglobeで一番のお気に入りだ。
特にこの曲は歌詞のテンションが自分に合っていて学生時代からよく聴いていた。
歌詞を全掲載しようと思ったがめんどくさそうなのでやめる。歌詞はこちら。
心に思って外に出せない
心に浮かべて考え過ぎちゃう
心に決めて心配し続け
心に感じて落着けないまま
Bメロ?のこの辺なんかは今聴いてもなかなか鋭い詞だと思うし、内にこもりがちな自分のような人間にはかなり響いたなぁ。
宇宙中探しても見つからない手に入らない
うれしいことってそんなに
世の中秘密や嘘も仕方ないこと
Nobody can find the answer そうでしょ?
あとサビ前のこの辺の"うれしいことってそんなに(ない)"の部分がウソがなくて好きかな。
だってそうそうないもん。生きてて本当にうれしいことなんて。
楽しみにしてた食事 口もきかず静かにしてる…
深く空気吸って ここにいることだけでも許して
この辺含め、全体的には生きづらさを感じる人の嘆きの歌だと思う。
でも、この歌の主人公は目の前の現実を嘆いているけれど絶望はしていない気がする。
それでもなんとか前に進もうともがいている。"ここにいることだけでも許して"と
どこまでも卑屈になりながらも。
誰もが消化できない想いを抱えて生きているのだと思うと苦しくもなる。
でも、同時にみんなそうなんだと安心もできる。
みんなどこかに希望を見出しながらちょっとずつそれぞれの人生を進んでるんだろうな。
虚しさを埋める何かを探しながら。