球体通信

Around Forty gay on the Kyushu Island

許容と寛容。

今日は、朝から別府のジムで小一時間体を動かして、その後近くの温泉に入ってきた。

今日もそうだったんだけど、別府の公衆温泉施設では結構な頻度で紋々の入った人たちに遭遇する。

紋々、つまり彫り物、もとい!入れ墨の入った方々である。

最初はえっ!?と思ったしちょっとビビったりもしたんだけど、まぁまぁ出会うのでそれが当たり前の光景になってきた。

地元の人と普通に話したりしてるし彼らも特にマナーが悪いってこともないし、なんか目くじら立てることもないのかなぁって。

そういうお兄さん方って大体引き締まっててかっこいいしね(これは関係ないか)。

 

なんていうか自然にそういう人たちも受け入れてる別府の土地柄が好きだなぁって最近思う。

今の時代、排除しようと思えばできるだろう。でも、排除して終わりなのかな。

異物を排除して排除して来たその結果、みんななんだか生きづらい雰囲気になってきているは確かで。

消えない業を背負っている人さえも受け入れる。それが本当は一番いいんじゃないかな。

"許容"っていうと許して受け入れるって感じだけど、許す許さないじゃなくて"寛容"がいいなって思う。寛い心で受け入れる、ある意味のゆるさを持った感覚。

別府は田舎の温泉だからまだそれが、そのゆるさが残ってるのかもしれない。

 

そんな別府だけど2000年に市内に開学したAPU(立命館アジア太平洋大学)の留学生の流入により急速に国際化してきた側面もある。

そういう背景がありさらに去年のラグビーW杯開催もあり、外国人向けに"タトゥーOK"な温泉の情報を出していたりする。

小さなタトゥーでもダメなところはダメだからこういう情報発信はいいことだと思う。

enjoyonsen.city.beppu.oita.jp

 

新型肺炎の影響で人と人との交流自体がなかなかできる状況じゃないけど、

人種も境遇も越えたところで交われる寛容な温泉が残っていってほしいなと思う。