先日、Eさんと1ヵ月ぶりに電話で話をした。
Eさんが福島原発に出張で行ってから連絡しなきゃとはずっと思っていた。
でも、Eさんの労働環境もわからないしEさんのすごくつらそうな声を聞いたらどうしようもなくなりそうだから電話しなかった。まぁ自分への言い訳だね。
結局、Eさんからの着信が入ってたので折り返して電話をかけた。
電話の向こうから聞こえるEさんの声は普段とあまり変わらない感じだった。
Eさんは原発から20~30km離れたところにある会社が取った寮の部屋にいた。
Eさんといろんな話をした。
福島原発の現状。地元の新型コロナウイルスの状況。今後の仕事のこととかいろいろ。
3月11日、Eさんのこともあっていつもより震災関連の番組を今年は見ていたので記者並みにEさんに質問をした。Eさんも一労働者なのですべてのことはわからないが、わかる範囲で答えてくれた。
Eさんはあの1号機2号機から1kmほど離れた場所でガイガーカウンターを付けて作業をしていたらしい。幸い一度もアラームはならなかったようだが、その被ばく量も適切な設定がされているのか素人にはわからないし怖いと言っていた。
廃炉に向けた工程全体が大きく遅れていることもあって現場では急ピッチの作業が続いているらしい。また、こんなブログですら書いていいのかと思うようなことも聞いた。
現場の話を聞くと、本当に同じ日本に現実に厳しい状況があるんだと思わされた。
労働時間的には現場が現場なのでそこまで厳しい感じではなかったが、Eさんはもう来たくないと言っていた。Eさんは期間限定の仕事だけど、ずっと働いてる人はどんな気持ちなのだろう。。。
何はともあれ、思ったよりEさんが元気そうなので安心したしうれしかった。
帰ったら一緒に温泉に行こうとおいしいものを食べようとまた約束をした。