球体通信

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日本をあきらめない~ツイッターデモ500万件の持つ意味~。

このブログでも何度か触れてきた、安倍政権の息のかかった東京高検検事長・黒川氏の定年延長に関する検察庁法改正案。日曜日に起こったツイッターデモでこの法案への抗議の声が500万件に達し、大きな話題になっていますね。

headlines.yahoo.co.jp

 

おそらくここまで大きな批判の声になった背景には、多くの国民にとって政治的関心がこれまでないほど非常に高まっているからだと思います。政治が自分の生活に直結するものなのだと気づかされたのです。無関心でいれば、適当に投票していれば自分自身が困るのだと。安倍政権の酷い新型コロナウイルス対応をずっと見せられてきたのだから当然だと思います。布マスク2枚すら未だ届かず、もちろん10万円なんていつ届くのかと言う状況。もう5月も中旬なのに。この非常時に国民の命も生活も守ろうとする姿勢が全く見えないという空しさ。そんな政権が非常時に変な法案を慌てて通そうとしている事実を知れば当然大騒ぎになりますよね。

 

このツイッターデモの拡がりを僕はリアルタイムで見ていました。そこで目にしたのは今まで政治的発言を控えていたという方々が声をあげる瞬間。安倍政権がやろうとしている暴挙を今回初めて知った方々が声をあげる瞬間。そして、影響力のある多くの著名人が声をあげたことにより、日本人の中にある政治的発言をタブー視する空気が壊れる瞬間でした。

 

おそらくこの検察庁法改正案は与党(自由民主党公明党)の強行採決によって可決するでしょう。これまで数々の悪法が通ってきたように。とても残念ですが。

でも、次につながる大きなきっかけにはなったと思うのです。何事も一気に大きく変わることはありません。特に政治的発言をタブー視する空気は長い時間がかかって出来上がってきた日本独特のものなのですぐは消えないでしょう。でも、ゆっくりでも変わっていけると確信できました。今回の大きなうねりを自分の目で見て希望が持てたのです。

 

正直、最近の政治の動きには絶望しかなくあきらめかけていました、この国を。

でも、まだ希望があると、あきらめたくない気持ちがあるんだと気づかされました。

最後まで声をあげ続ける努力はしていきたい。そんな風に思いました。

 

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今回の検察庁法改正案の何がまずいのか、問題点が分かりやすく解説された動画です。

ご参考までに。


【サンデーモーニング】2020年2月9日放送 黒板解説「東京高検検事長 異例の定年延長」解説:松原耕二


【サンデーモーニング】2020年5月10日放送 黒板解説「検察庁法改正案」解説:青木理

 

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