球体通信

Around Forty gay on the Kyushu Island

ある男性アナウンサーと原発と。

10年前のはてブでも話題になっていたテレビ朝日の元アナウンサー、松井康真さん。

 

あのやさしい笑顔が大好きで朝のテレビは必ずテレ朝をつけていたなぁ。

 

www.tv-asahi.co.jp

 

松井元アナのプロフィールページにある最後のブログ「原発事故に思うこと・・・」。

 

実際に読んでもらった方が早いけれど簡単に内容をまとめると、

 

チェルノブイリ原発事故の起こった1986年に入社した松井元アナ。

 

原発事故に大いに関心はあったが、新人時代の当時は何もできなかったそう。

 

時が経ち、2010年。管理職になってゆとりができたこともあり、

 

東京工業大学卒業の理系アナウンサーなのだからと、ご自身でまた原発の勉強を始めたと。

 

そして、2011年1月から各地の原発施設の視察など実際に行っていた最中、

 

青森県六ケ所村の原子力燃料リサイクル施設での視察後に3月11日午後2時46分を迎えたとのこと。

 

その後はアナウンサーとして原発報道に直接関わり、2011年6月いっぱいでアナウンス部を離れ、

 

2011年7月からは報道部の記者、デスクとして原発報道をはじめとした様々な担当をされながら働かれているということ。

 

なんかすごいよねぇ。なんでもドラマチックに語っちゃいけないんだけど、

 

なんか運命的なものを感じるよね。作ろうとしてもこんな話は作れないね。

 

あの福島第一原発事故直後、松井元アナ自作の模型で原発事故の解説を丁寧にやっていたのをよく覚えてる。

 

本も出すほどの模型マニアの松井元アナ。タモリ倶楽部にもよく出ていたもんね。

 

YouTubeにマニア集会みたいなところで模型解説してる松井元アナの動画があった。

 


自動浮沈式潜水艦プラモ テレビ朝日 松井康真氏解説

 

この少年のような笑顔が最高に素敵。本当に好きなんだなぁ。

 

これは去年の松井元アナのニュース映像。すっかりグレーヘアーになって渋さが増してるね。

 


リニア新型車両の時速500km体感 騒音低減と実用性(2020年10月19日)

 

こっちは割と最近のニュース映像。現在は、社会部の気象庁担当になっているみたい。

 


過去にも“1週間以内に強い揺れ”・・・余震への備え(2021年2月15日)

 

この10年間、松井元アナが記者として現場から伝えてくれたたくさんのニュースを

 

ざっとだが振り返ってみると忘れていた大きなニュースもたくさんあった。

 

原発関連のニュースが徐々に減り、代わりに気象関連のニュースが増えてきた報道の流れにも気付けた。

 

https://www.youtube.com/results?search_query=ANNnewsCH%E3%80%80%E6%9D%BE%E4%BA%95%E5%BA%B7%E7%9C%9F

 

直接的にも間接的にも多くの人の人生を変えたあの大震災から今日で丸10年。

 

松井元アナもその中の一人だったんだろうと思う。

 

10年という時間は経ったけど、福島第一原発の大事故は何一つ終わってはいなくて。

 

それなのに原発事故直後のような報道姿勢はもう全く見られない。

 

でも、やっぱり忘れちゃいけないんだと思う。風化させちゃいけないんだと思う。

 

あの時の松井元アナの頑張りとか、

 

お天気担当の依田さんが毎朝の天気と一緒に放射線量を伝えていたこととか。

 

みんなが忘れても僕は絶対忘れない。

 

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  • 作者:松井 康真
  • 発売日: 2008/05/01
  • メディア: 大型本