▣1993年スタートの『CDTV』が終了。
「カウントダウンTVをご覧の皆様、こんばんは。」でおなじみの『COUNT DOWN TV(CDTV)』が明日深夜、28年の歴史の幕に下ろす。1993年4月にスタートした同番組。
形態を変えて番組としては残るようだが、土曜深夜のランキング番組としては終了となる。
というわけで、CDTVの始まった1993年のランキングを賑わしたドラマヒットを特集してみました。
★プリンセス・プリンセス「だからハニー」。
TBS系ドラマ『ダブル・キッチン』主題歌。
平成TBSドラマの代表作の一つのホームコメディドラマ。
二世帯住居の嫁姑バトルを痛快に描き大きな話題となった作品。
主演・山口智子、高嶋政伸。助演、野際陽子、伊東四朗、坂井真紀ほか。
プリプリによるミドルテンポのハートフルな楽曲。
★平松愛理「戻れない道」。
フジテレビ系ドラマ『都合のいい女』主題歌。
女の業を鋭く切り取る、脚本・内舘牧子が男女関係を生々しく描いた作品。
平松愛理のやさしい歌声が映える、大人の恋愛が歌われたバラード楽曲。
★ミスター・チルドレン「CROSSROAD」。
日本テレビ系ドラマ『同窓会』主題歌。
Mr.Children 「CROSS ROAD」 MUSIC VIDEO
今なお語り継がれる伝説のゲイ・ドラマ『同窓会』。
今見ても海外ドラマに負けないほどのエグい同性愛描写に卒倒しそうになる作品。
TBS系ドラマ「誰にも言えない」主題歌。
伝説的マザコン・キャラ"冬彦さん"でおなじみ『ずっとあなたが好きだった』の続編的作品。
主演、賀来千香子。助演、佐野史郎、野際陽子、羽場裕一、山咲千里ほか。
ドラマをさらに熱くした情熱的な楽曲で全年代通してユーミン最大の売り上げを記録した楽曲。
★藤井フミヤ「TRUE LOVE」。
フジテレビ系ドラマ『あすなろ白書』主題歌。
木村拓哉の出世作となった、原作・柴門ふみ、脚本・北川悦吏子の青春群像劇作品。
主演、石田ひかり、筒井道隆。助演、木村拓哉、西島秀俊、鈴木杏樹ほか。
チェッカーズ解散後、初のソロシングルで自身最大のダブルミリオンヒットを記録。
★国武万里「ポケベルが鳴らなくて」。
日本テレビ系ドラマ『ポケベルが鳴らなくて』主題歌。
今は亡きポケベル(ポケット・ベル)を介した不倫を描いた作品。
ドラマをきっかけに裕木奈江バッシングが過熱した秋元康案件作品でもある。
主演、緒形拳、裕木奈江。助演、阿木燿子、坂井真紀、池田聡ほか。
儚げな歌声でドラマを盛り上げたクニタケ・マリの代表曲。
★CHAGE and ASKA「YAH YAH YAH」。
フジテレビ系ドラマ『振り返れば奴がいる』主題歌。
[MV] YAH YAH YAH / CHAGE and ASKA
対照的な二人の男性医師のライバル関係を描いた作品。
主演、織田裕二、石黒賢。助演、千堂あきほ、松下由樹、西村雅彦ほか。
1991年「SAY YES」に続いてダブルミリオンヒットを記録したパワフルな楽曲。
この他にも教師と教え子の禁断の愛を描いたTBS系『高校教師』主題歌・森田童子「ぼくたちの失敗」やフジテレビ系『ひとつ屋根の下』主題歌・財津和夫「サボテンの花」のリバイバルヒット、同窓会と双璧のエグさを誇ったフジテレビ系『悪魔のKISS』主題歌・サザンオールスターズ「エロティカ・セブン」などたくさんのドラマヒットに彩られた1993年を振り返りました。
▣まだまだバブルの1993年。
バブル景気の象徴・スキーブームがピークを迎えたこの年。スキー人口は1770万人を記録。
またJリーグが開幕し、三浦知良などのスター選手が続々と生まれたサッカー元年でもある。
一般的にバブル崩壊の時期は1991年~1993年と言われているものの、
あくまで景気後退局面に入ったのがこの時期ということであり、
庶民生活レベルで目に見えて不景気となったのは不良債権問題が表面化した1997年以降。
その1997年以降も音楽業界におけるCDバブルは続き、翌年1998年にピークを迎えた。