自民党の簗和生議員の発言した「LGBTは種の保存に背く」という発言。
決して許されないしありえない発言。
「LGBTは道徳的に許されない」という別の議員との発言も相当なもんだし許しちゃいけないね。
こんなLGBTの存在そのものの全否定をしておいて
どの口が「LGBTへの理解増進は必要」とか言ってるんだか。
また自民党伝統の逃げの一手で済まそうとする卑怯さもありえない。
たぶん何にも考えずに言ってるんだろうから、
こっちがいろいろ考えちゃうのは癪なんだけどいろいろ考えちゃった。
怒りというより呆れというより黙ってちゃいけないなというのがまずあったかな。
こんなクソみたいなブログでも何か書かないと!と思ったし。
もちろん署名もしましたよ。それぐらいしかできないから。
最初はそんな感じでその後じわじわと感じたのは「種の保存」というワードの強さね。
3年前の「LGBTは生産性がない」っていうのも言ってる内容は変わらないんだけど、
"生産性"ってどこか曖昧な言葉だったけど今回はド直球だから引いたよね。
引いたんだけども、今何となく感じてるのはこの酷い発言が
もしかしたら田舎の自民党支持層には届いてしまう発言なのではないかということ。
だって田舎では未だに「結婚できなきゃ半人前」「子供ができなきゃかわいそう」
って価値観が残っているし、そういうのが保守と呼ばれる自民支持層だとするのなら
こういう発言を否定しない層も一定数いるのかもしれないと思ってしまった。
親の世代は今でも平気で結婚も子供も求めてくるじゃない?
なんとなく日々の生活ではオブラートに包まれているけれど、
言葉にすると「種の保存に背くな!」という強いメッセージだよね。
さすがにド直球すぎて驚いたけど、
もしかしたら田舎には同じような考え方がベースにあって
今回の発言は根底の部分でそれとつながる、
ありふれた暴力性の言語化なのではないかと思った。
これは田舎に限らないかな。世代間でも感じ方は違うだろうし。
まぁどういう層に響いたとしても
他人の存在を全否定するなんて発言は二度とあってはいけないし
そういう人間を議員にしてしまう投票行動もいけない。選挙の年、まともな判断を。