taipon2018’s blog

あるゲイの日記。好きな音楽を中心にその他もろもろ。

ホームドラマは過去のもの!?渡鬼完全終了に思う。

橋田寿賀子先生の訃報からもう2ヵ月。

 

世の中それどころじゃないってのはわかるんだけど、

 

やっぱり渡鬼についても書いておきたいと思う。

 


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橋田先生の訃報とともに流れていた報道で

 

橋田先生の進歩的な考えがかなり注目されていたと思う。

 

それはかなり自立ということを意識したもの。

 

あまりの先進っぷりに今の若者に近いのでは?とも思えるほどだったし、

 

本当に亡くなる最後の時までしっかりとご自分の手で準備をし

 

これ以上ない終活をしていたことも凄過ぎると感動してしまった。

 


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これは3年前のインタビュー動画。

 


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90歳を過ぎているのにそのハッキリした口調にまず驚かされるし、

 

話の内容も老人のそれじゃないんだよなぁ。

 

そして、「ホームドラマはもうダメです」とキレッキレの発言。

 

そしてそして、赤裸々なご自分の家族のトーク。キレッキレすぎてまた感動。

 

確かに昔のようなホームドラマはもうない。

 

医者、刑事、弁護士などのドラマばっかりになってもう15年以上は経つだろう。

 

ここまで冷静に現状分析されているのはさすがだなぁと思う。

 

渡鬼完全終了の報道があったのは先月中旬。

 

平成の30年間を日本国民とともにあった渡鬼の歴史はあっさり終わってしまった。

 

gendai.ismedia.jp

 

渡鬼の何がすごいってもはやドキュメンタリーのようになっていたことだろう。

 

変わり続ける家族のスタイル。変わり続ける商売のスタイル。

 

そして、旅立つキャスト、新たに仲間入りするキャスト。

 

そのすべてが人生そのものだった。

 

橋田先生はホームドラマはもう求められていないと言ったけど、

 

本当にもう必要ないのだろうか。僕はまだ求められていると思っている。

 

大家族から核家族になっても家族の問題は尽きないはずだ。

 

昔ほど激しいものではなくなっていたとしても

 

嫁姑戦争も無くなったわけではないはずだ。

 

形は変わっても本質的な人と人との悩みは変わらない。

 

家族の日常を描きながらそういうことを渡鬼に教えてもらっていたような気がする。

 

実は僕の家も激しい嫁姑戦争の戦場だった。

 

父と母はお見合い結婚だったが、

 

3姉妹の末っ子で割と甘やかされて育った母と田舎の農家の長男として育った父。

 

祖母も意地悪な人ではなかったと思うが、母が結婚後も仕事をしていたことを

 

あまりよく思っていなかったらしく結婚当初いろいろと言われたらしかった。

 

そういうこともあってか、母はわかりやすく祖母を食事中に睨んだり

 

あからさまな態度で嫌悪感をむき出しにして祖母に接していた。

 

ある時、さすがに温厚な父もぶち切れて母に手をあげたことがあった。

 

姉たち二人はどうすることもできずにただ泣いていた。

 

まだ小さかったけれど僕は男の子なのだからと

 

母を引きずり回す父を必死で止めようとした記憶がある。

 

さすがに泣き喚いて子供が止めるので父も怒りをなんとか収めその時は終わった。

 

この時、僕は内心「母は叩かれて当然だな」と思っていた。

 

それは祖母も味方だとかそういうことではなく、

 

あまりに母の祖母に対する日常的な態度がひどかったから。

 

なぜそこまでいがみ合えるのかと幼心にすごく不思議だった。

 

僕の生まれる前からいろんなことがあってその積み重ねでああなったのだろうと思ってはいた。

 

でも、最近は嫁姑ネタで有名な上沼恵美子がよく言うように

 

嫁と姑という立場がその人の性格などに関わらず

 

いがみ合うようにさせてしまうのだとそんな風に理解している。

 

話が逸れてしまったが、渡鬼ホームドラマという枠を大きく超えた存在だったように思う。

 

それは隣の家の話のようで、遠い親戚の家の話のようで、そんなリアルな存在だった。

 

少なくとも田舎に生きる僕にはそうだった。

 

もうあんな優良コンテンツは日本から生まれないような気がする。

 

単発的にいいものができたとしても30年も歴史を積み重ねるようなものはもう無理だろう。

 

木曜9時、いつも人生を見せてくれてありがとうと言いたい。

 

そして、橋田先生にもありがとうございましたと感謝を伝えたい気分なのだ。