今回は結構悩んだなぁ。
地元の選挙区候補は自民党、国民民主党、日本共産党、NHK党、参政党、無所属の6人。
僕は立憲民主党支持者だからまず支持政党の候補がいないわけだ。
で、国民民主党は分裂したとはいえ旧民主党系だから投票しようと考えていた。
地元の立憲民主党県連が国民民主党の候補の支持を決定していたのもその理由ひとつだった。
だが、国民民主党は今年になって政権与党の自民党・公明党にすり寄った。
本予算案への賛成は政権与党の政策の支持と変わらない。
口先でいくら政策批判をしたり自分たちは野党だと言ってもそれは通らない。
つまり国民民主党に投票するということは政権与党に投票することと大して変わらなくなったわけだ。
そうなると日本共産党か。
政策的には日本共産党の政策で指示できるものも多いので何も問題はない。
でも、20年近く前から一貫して旧民主党系に投票してきたのを変えるのかと思うと中々踏み切れなかった。
決まり切っていた投票行動を変えるというのはかなり勇気がいることだと思った。
それと同時に政策的に支持できるという部分とは全く違う要素で投票行動をしている自分にも気づいた。
実は昨秋の衆院選も地元の選挙の構図的にはほぼ同じでその時も
そして、その時の後悔がひとつあったのも思い出した。
その無所属議員は同性婚に反対だった。
田舎のおっさんだからリベラルといっても保守よりだししょうがないかと思った。
それなりに考えて投票したが後味が悪かった。
そして、今回の国民民主党の候補を確認してみると同性婚に反対だった。
それを見て心が決まった。
はっきり「反対」という文字を見るとやはりショックなものだ。
僕には同性婚する相手もいないし周りにそういう人もいない。
だけど、そういう候補に投票する自分自身をどう思うのか。自分に問いかけた。
今までどれだけ僕なりの判断基準で投票できていただろう。
いろんな判断基準が入り乱れて僕なりの意思表示をできていなかったのではないか。
10年前だと自民 VS 民主だったらどっちかを選ばなきゃいけないと思っていたし、
どちらかを選ばなきゃ無駄になるんだと思い込んでた。
死に票にしたくないという気持ちが強すぎて自分の思いを大事にできていなかったと思う。
もちろんジェンダーの部分だけではなくいろんな要素を加味して自分の投票行動を決めた。
NHKの参院選サイトの候補者アンケート、きっと考えるきっかけになるはず。
目を通してほしい。