STEPSの25周年ベスト『PLATINUM COLLECTION』が最新の全英アルバムチャートで1位を獲得。
Aitch やMadonnaなど強敵がひしめく中での首位獲得はユーロビート、ユーロポップの根強い人気を印象付ける結果となった。
STEPSは90年代に一世を風靡したイギリスの男女混合5人組のユーロポップグループ。
「5, 6, 7, 8」「Last Thing On Mind」「Love's Got A Hold On My Heart」などキャッチーなヒット曲を連発。
世界的な人気を受け、日本でも当時の人気バラエティ番組・めちゃイケで《めちゃSTEPS》というパロディーコーナーがあったことで認知度が高かった。
また、2001年に一度は解散したもののその後、再結成。再結成後も継続して活動を続けておりコンスタントにヒットを出し続けている。
そもそも80年代に一世を風靡したプロデューサーチーム・SAW のPete Watermanが手掛けたSTEPS。80年代のディスコヒットをSAW作品を中心に数多くリバイバルヒットさせてきた。
STEPSが教えてくれるのは、歌い次ぐことの大切さと時代を越えてハッピーなバイブスを運んでくれるユーロビートの素晴らしさである。
若さに溢れた当時のメンバーの表情。そして、年を重ねた現在のメンバーの表情。どちらも美しいが僕には現在の彼らの充実した様子の方がより魅力的に思える。
奇しくも日本でもかつてイギリスでSAWのプロデュースを受け歌手活動をしていたKAKKOこと鈴木杏樹が再始動。世界的なユーロビートの復権も近いのかもしれない。