球体通信

Around Forty gay on the Kyushu Island

Dave Rodgers🇮🇹Jユーロの立役者。

90年代のユーロビートブームを支えたコンピレーションアルバム、"SUPER EURO BEAT"シリーズ。

 

1990年から実に30年以上も続いている。

 

洋楽コンピとしては異例のロングシリーズでエイベックス急成長の原動力となった。

 

"SUPER EURO BEAT"シリーズの最新ベスト「THE BEST OF SUPER EUROBEAT 2021」。

 

 

サブスクで聴けたので聴いてみると無駄のない選曲でこれがなかなか良い。

 

そのベストの中に3曲も収録されているのがDave Rodgersさん。

 

実はこの人スゴい人。

 

エイベックス所属のアーティストに数多くのユーロビート楽曲の提供を行い、

 

日本のユーロビート文化、Jユーロをけん引してきた。

 

提供楽曲としてわかりやすいのが昨年惜しくも解散したV6。

 

ジャニーズでありながらエイベックス所属のため初期はユーロビート楽曲を主に歌っていた。

 

以下、V6バージョンとDave Rodgersバージョンを合わせて紹介していく。

 

1996年「TAKE ME HIGHER」。


www.youtube.com


www.youtube.com

 

1996年「MADE IN JAPAN」。


www.youtube.com


www.youtube.com

 

1998年「Be Yourself!」。


www.youtube.com


www.youtube.com

 

日本人グループがメイドインジャパンメイドインジャパン!と歌い踊るのはなかなかシュールな光景だったが、

 

それもイタリア人のDave Rodgersが作った楽曲だったのだと知ると納得ができる。

 

Dave Rodgersはエイベックスと10年間もの長期独占契約を結んでいたらしい。

 

この事実だけだけでもエイベックスへの貢献度の高さがわかる。

 

さらにDave Rodgersはエイベックスの大きな分岐点となった大仕事もしている。

 

それは1992年発表「TMN SONG MEETS DISCO STYLE」というアルバム。

 

TMN SONG MEETS DISCO STYLE

TMN SONG MEETS DISCO STYLE

Amazon

 

TMNTM NETWORK)の楽曲を英語詞に変え大胆にユーロビートカバーした

 

この作品を手掛けたのがDave Rodgersだった。

 

またこの企画を持ち掛けたのはエイベックスの松浦勝人であった。

 

当時ソニー所属の小室哲哉のエイベックスとの初の仕事であり、

 

これがヒットしたことで小室哲哉がその後もエイベックスでリリースすることになり

 

後の小室ファミリー黄金期へとつながることになる。

 

そう言った意味でもエイベックスへの貢献はもちろん、

 

Jユーロのみならず後のJポップへの多大な貢献者であると言えるだろう。

 

ノリノリのDave Rodgersの楽曲を聴いていると自然と気分がアガっていく。

 

最新曲「Talkin' With You」も切ないメロディーがクセになる1曲。

 


www.youtube.com

 

あの頃のようなCDバブルは来なくても必ずまたユーロビート回帰の時が来ると確信している。