安倍氏の国葬が実施された9月27日、福岡のTNCテレビ西日本では日韓トンネルの「闇」に迫った特別番組「闇のトンネル~”統一教会”と政治~」が放送された。
フジテレビ系列の局であるTNCテレビ西日本が国葬の日のゴールデンタイムにこの特番を放送したことに僕は感動した。
しかも、出演者は有田芳生+鈴木エイト+紀藤正樹という最強の布陣。
これこそが気骨のあるジャーナリズムというやつだろう。内容もかなり硬派で素晴らしかった。
放送では実現性のない日韓トンネル構想を利用して教団が金集め信者集めをしていた実態が明らかに。
そして、自民党が民主党に大敗し下野した後に安部氏が旧統一教会と急接近したという事実を関係者の証言を交えて紹介している。
またTBS系列のRKB毎日放送も旧統一協会関連の強力なスクープを報道。
[「6000人の名簿」を布教活動に?自民候補の総選挙支援]というタイトルで旧統一教会による自民党への組織的な選挙支援を伝えている。
もはや宗教団体というより政治団体のように機能している教団の実態がよくわかる。
選挙戦で獲得した名簿が旧統一教会で利用されているとしたら...恐ろしい。
鈴木エイト氏がずっと言い続けてきた「地方の方が汚染度合いが酷い」という言葉を裏付けるよう内容になっている。
旧統一教会の問題に関しては北海道から沖縄まで各地方局が頑張って報道している。
地元民にできるのは関心を持ち続け、応援することぐらいだろう。
なぜ今まで報道してくれなかったのかという意味ではメディアへの不信感が全くないわけではない。
しかし、この機を逃してはいけないとも思う。
自分たちの地元について考えるきっかけがせっかくできたのだから。
ローカル局の挑戦を少しでも無駄にしないために。