テイチクレコードの演歌・歌謡曲チャンネルに和田アキ子の「幸せのちから」のミュージックビデオがアップされていた。
2008年2月リリース。和田アキ子40周年記念第一弾という気合の入ったシングル。
競艇/ボートレースのCMタイアップ曲とのことでミュージックビデオにも
ボートレースの選手たちが出演しその雄姿が収められている。
14年前のこのミュージックビデオに出てくる和田アキ子は僕のイメージの中の和田アキ子そのもの。
しかし、32年続く長寿ラジオ番組であるニッポン放送・アッコのいいかげんに1000回を久々に聴くと、
和田アキ子ももう満身創痍のようで笑いながらではあるが気弱な言葉も聞こえる。
2015年までNHK紅白歌合戦には毎年のように出場していた和田アキ子。
連続出場の間は“タレント人気で選ばれている”とか“新曲の売り上げが酷いのに”と批判の声も多かった。
僕もどちらかというとそちら側の意見に近かった。
が、実際に聞けなくなると彼女の歌声がない年末はなんとも寂しいものだ。
この「幸せのちから」をリリースした2008年にも和田アキ子は紅白出場をしたが、NHKからリクエストされたのは過去の曲だった。
和田アキ子本人も紅白で歌いたかったと言っていたらしいけれど、紅白のトリに合う素敵な曲だと思う。
個人的にはヒトカラの締めに歌うといい感じなのでよく歌うせてもらっている。
アラフォーの僕でも見てきた紅白は、演歌・歌謡曲の歌手がトリ、大トリを務めていた。
ポップスの時代になりポップスのトリ・大トリを何度か聴いているがなんとも締まらない感覚がある。
多様性と言いつつポップス一辺倒になることに対しても違和感。
もう少し演歌・歌謡曲を大事にしてもいいでは?と思うが、これも時代の流れか。