名曲「ラヴ・イズ・オーヴァー」でも知られる台湾出身の歌手・欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)さん。最盛期とも言える時代の歌謡曲にそのパンチのあるボーカルがすばらしくマッチしてヒット曲を連発しました。
1971年発表の日本デビューシングル「雨の御堂筋」。
いきなりの大ヒットを記録し、この曲で日本レコード大賞新人賞を受賞したそうで。
ザ・ベンチャーズのインストゥルメンタル曲に歌詞を付けてカバーした楽曲だったんですね。渚ゆう子さんの「京都の恋」なんかもそうだったみたいですね。
大阪の街は実際歩いたことはないですが、なんか情景が浮かんでいいですねぇ。
前作から3ヵ月後にリリースされたセカンドシングル「雨のエアポート」。
「雨の御堂筋」の大ヒットを受けてリリースされた楽曲ということで、かなり似通った内容になっているセカンドシングル。作詞は「ブルーライト・ヨコハマ」や「亜麻色の髪の乙女」などで知られる橋本淳さん。作曲・編曲は昭和の天才メロディーメーカー・筒美京平さん。
デビューから数年は橋本淳さん&筒美京平さんのコンビの楽曲が続いていたようです。
こちらも橋本淳さん&筒美京平さんのコンビによるフィフスシングル「雨のヨコハマ」。
この曲もかなり「雨の御堂筋」のコンセプトを意識した楽曲ですね。
最初ほどのヒットにはならなかったのでしょうが、こちらも優良歌謡曲です。
フィーフィーさんの歌声は切ない曲でもスカッとさせるパワーがありますね。
その後もフィーフィーさんはタイトルに"雨"がつく楽曲をリリース。
1985年に「雨に咲く傘の花」、1989年に「雨のメモリー」、2008年には「雨のNew York」を発表しています。2008年の「雨のNew York」リリース後にはこれまでの"雨"コンセプトの楽曲を集めたミニ・ベストアルバム『雨シリーズ BEST』もリリースされています。
昭和歌謡の世界観にはやっぱり雨が似合うんだなぁと再確認させてもらいました。
最新情報はこちらから。
Single Collection~ラヴ・イズ・オーヴァー~
- アーティスト: 欧陽菲菲
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2013/06/12
- メディア: CD
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