ゴージャスでリッチな時代の音楽への注目が高まり続けている。
僕の中でそういう音楽といえば、杏里さんの音楽だ。
1997年発表の『TWIN SOUL』収録の「Future for You」。
伏せていた顔を上げたくなる様なポップナンバー。杏里さんの力強いボーカルもいい。
当時、勢いでこのアルバム買っちゃったなぁ。あまり聴き込まなかったけど。
リゾート地を杏里さんが歩く本人出演の『国内信販(KC CARD)』CMタイアップ曲としても印象深い。
1997年といえば山一證券経営破たんに端を発し目に見えて景気が悪化していた時期。
バブル未清算のツケが表面化してきた時期なのだが。
そんなのどこ吹く風という感じがとても素敵だったなぁ。
杏里さんの代表曲といえば、「オリビアを聴きながら」。1978年発表。
杏里さんのデビュー・シングル。この曲を聴くと尾崎亜美さんの他の曲も聞きたくなる。
せつない失恋のナンバー。今も様々なアーティストにカバーされ続ける名曲。
また後藤真希がソロで2003年の紅白出演時に歌っていたのがなぜか印象深い。
こちらは爽やかすぎる失恋ナンバー、「悲しみがとまらない」。1983年発表。
心地いいアップテンポだけど、歌詞の内容は"友達に恋人奪われてますやん!"っていう。
このアンバランスさがいいのかな。失恋したときにはカラオケで歌いたいですね。
そして、もう一曲広く知られているのがこの曲、「CAT'S EYE」。
1983年から1985年にかけて日本テレビ系アニメ『キャッツ・アイ』オープニングテーマ。
80万枚を超える大ヒットを記録。ドラマティックな展開がクセになる名曲。
こちらは1997年、同名実写映画の主題歌としてリメイクされた「CAT’S EYE -2000-」。
CAT'S EYE -2000- Album Version
クールで現代的なイメージに生まれ変わっている。
スピード感が削がれているので当時初めて聴いた時はかなりガッカリした。
今ならこれはこれで楽しめるんだけど。
ちなみに"バーニング3人娘"と呼ばれた藤原紀香、稲森いずみ、内田有紀のトリプル主演だった映画『CAT’S EYE』。
バーニングとは彼女たちが所属していた大手芸能事務所バーニングプロダクションから。
2010年にはあのMAXがカバーしたりと、どこまでお釜ライクな名曲。
杏里さんのボーカルってなんか自信にあふれているなぁ。芯の強さを感じる。
カラッとしたアーティストイメージもその魅力なのだろうと思う。
杏里さんを黄金期を知らない世代の僕。改めてベストから聴いてみよう。
- アーティスト: 小倉泰治,Chuck Boom,Angela Johnson,Philippe Saisse
- 出版社/メーカー: フォーライフ ミュージックエンタテイメント
- 発売日: 1997/10/08
- メディア: CD
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (3件) を見る