球体通信

Around Forty gay on the Kyushu Island

SOS。

ずっとおしゃれで独特な立ち位置を保っているアーティスト。

キーボードのアンディーとボーカルのコリーンからなるイギリスのポップデュオ、スウィング・アウト・シスターSwing Out Sister)です。 

略してSOS。


SOSのブレイクのきっかけとなった大ヒット曲、「Breakout」。1986年発表。

日本でも2007年、キャメロン・ディアス出演『ソフトバンク』CMソングに起用されるなど長きに渡って愛され続けている楽曲。

ホントに何百回聞いても飽きないなぁ。ボーカルのコリーンの美しさもすごい。

 

SOSの公式YouTubeチャンネルにはこんなCM動画も。


DyDo PHIPHI Swing Out Sister 1988

ダイドードリンコの『 PHIPHI』という商品のようです。覚えている方も多いのではないでしょうか。

残念ながら僕は覚えてないんですが、すごくゴージャスリッチで当時の日本の雰囲気を感じさせてくれるCM映像です。

このCMに起用されている楽曲が「Fooled By A Smile」。1987年発表。


Swing Out Sister - Fooled By A Smile

ヒットシングル「Breakout」、「Fooled By A Smile」収録のデビューアルバム『It's Better To Travel』の大ヒット後、メンバーの一人が脱退。

3人体制から2人体制となり、それから現在のデュオのスタイルになっているようです。

 

僕が好きなSOSの曲は、「La La (Means I Love You)」。1994年発表。


Swing Out Sister - La La (Means I Love You)

オリジナルは米ボーカルグループ、デルフォニックス(The Delfonics)1968年の大ヒット。

多くの世界的アーティストもカバーしてきた伝説的グループの名曲。

たっぷりとリッチながらもだるすぎない絶妙なアレンジのカバーだと思う。とてもSOSらしい。

 

1996年、日本でドラマ主題歌となり局地的大ヒットを記録した「Now You're Not Here/あなたにいてほしい」。


Now You're Not Here

本日最終回TBS系日曜劇場『グッドワイフ』で見事主演復帰を果たした常盤貴子ちゃん主演のTBS系ドラマ『真昼の月』主題歌に起用され大ヒットしました。

ドラマの内容はというと、常盤貴子ちゃん演じる主人公女性が初回からレイプされてしまうという衝撃的なもの。その傷が織田裕二演じる相手役男性の愛と支えにより少しずつ癒され回復していき、最終的には犯人と対峙することとなる主人公女性の性被害からの再生を描いた物語でした。

この重苦しく何とも言えないドラマに合った哀しくも美しいラブバラード、「Now You're Not Here」。「あなたにいてほしい」という邦題も素敵でした。

実はこのドラマのために書き下ろされた楽曲だったそうです。当然シングルリリースも日本のみとなりました。

このヒットを受けて「あなたにいてほしい」を1曲目に据えた日本独自のベスト盤がリリースされるなどSOSの日本での人気は確固たるものとなりました。

 

いつ聴いても「Breakout」を新鮮に感じられるのはSOSの普遍的な音楽性によるものでしょうね。

ジャズやソウルのようなおしゃれだけどとっつきにくいジャンルの音を適度にポップに聴きやすくしてくれている感じ。

またボーカルのコリーンの華やかなビジュアル、しなやかで包み込むような歌声も特筆すべき魅力だと思います。

 

SOSのエバーグリーンな音楽はこれからも僕たちの生活を彩ってくれそうです。

 

ベスト・オブ・スウィング・アウト・シスタ-/あなたにいてほしい

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スウィング・アウト・シスター<結成30周年記念ベスト>

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