球体通信

Around Forty gay on the Kyushu Island

鮎瀬梢ちゃん。

漢字にすると実に古風な名前である。10年近く前に活躍していたAYUSE KOZUEちゃん。

あのテイ・トウワが見出したしっかり自作のできるDTMシンガーソングライターだった。

www.youtube.com

 

テイ・トウワがプロデュースしたデビューシングル「boyfriend」。


AYUSE KOZUE " boyfriend" MUSIC VIDEO

iTunesの無料ダウンロードに選ばれていたのでダウンロードした記憶。

軽快なリズムが心地よく、その音楽・ビジュアルともに大いに話題になった。

 

m-floのTakuがプロデュースしたサードシングル「君のやさしさ」。


AYUSE KOZUE " KIMI NO YASASHISA " MUSIC VIDEO

デビュー曲からこの曲まで3ヵ月連続リリースを行っていた。

ちょっと細すぎる気もするけど、やっぱり綺麗でかわいい。

 

初のセルフプロデュース楽曲となったフォースシングル「eyes to eyes」。


AYUSE KOZUE " eyes to eyes " MUSIC VIDEO

サビ部分がニベアのCMに起用されていたような。この曲地味に好きだなぁ。

女子受けしそうなこういうミディアム路線の方が味わい深くていい感じ。

 

ピアノアレンジに坂本龍一が参加したセブンスシングル「ONE」。


AYUSE KOZUE " ONE " MUSIC VIDEO

まぁ美しく繊細なウインターバラードとなっている。プロデュースはテイ・トウワ

携帯電話のCMソングに起用されていたので耳にした人も多いと思う。

 

久々のアッパーチューンとなったエイスシングル「こよいキミに恋をして」。


AYUSE KOZUE " こよいキミに恋をして" MUSIC VIDEO

プロデュースにRIP SLYMEのDJ FUMIYA、ラッパーのWISEが参加している。

アップされている動画の中で一番再生数が多いようだ(約72万回)。

世間的にはデビュー曲かこの曲が代表曲になると思う。

 

メジャーレーベルでは最後のリリースとなったテンスシングル「Don't let you down」。


AYUSE KOZUE "Don't let you down" MUSIC VIDEO / 16th Sep 09 release

結構スルメ曲で今でも落ち込むことがあると頭の中で薄っすら流れる曲。

個人的には彼女の代表曲だと思う。日々の迷いが率直に表現されている。

 

関わっているメンツからしてかなり強力に売り出されたと思うのだが、

残念ながら大ブレイクとまではいかなかったAYUSE KOZUEちゃん。

敗因を考えてみると、

・モデルでもあり綺麗すぎた(同性の共感を得られにくかった?)

・ボーカルに特段の個性がなかった(癖が無さ過ぎて引っかからなかった?)

・突き抜けたポップさを感じる曲があまりなかった

などが挙げられるかなと思う。

あの頃売れていたのは先日活動休止した西野カナだった。

親近感のあるビジュアル、等身大すぎる歌詞、共感を強く意識した売り出し。

どれもAYUSE KOZUEちゃんにはないものだったと思う。

まぁ最初から路線が違うといえば違うのだけれど。

もっと日の目を見てもよかったなぁと今更ながら感じるアーティストである。

 

A K

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Simply Good

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