二輪草🌱川中美幸 人・うた・心。
今年デビュー45周年を迎えた川中美幸。
CDバブルだった1998年にリリースした「二輪草」はミリオンヒットを記録。
二輪草は春に咲くかわいい白い花。一つの茎から二つの花をつける。
ささやかに並んだ花を仲の良い夫婦になぞらえる幸せな演歌となっている。
割と悲恋の内容が多い演歌だが、温かい川中美幸の声にはこういう歌が合うような気がする。
当時カウントダウンTVなどの音楽チャート番組にJ-POPのヒット曲に並んで
ずっとランクインしていたのでこの映像は一部だが見覚えがある。
改めて見ると小顔ではないものの、なかなかの美人さんだったのだと気づかされる。
あまり関西弁を出す場面はなく丁寧な標準語だが、下手な芸人よりしゃべりがおもしろい。
文化放送で長年放送されていたラジオ番組『川中美幸 人・うた・心』は、
なんと1984年10月から2020年3月まで36年間も放送された長寿番組であった。
長年番組のスポンサーを務めた蕎麦焼酎『雲海』でおなじみの雲海酒造のラジオCMも節をつけて歌っていたのも印象深い。
幼い頃、同居していた祖母がサビの高音をかすれさせながら「二輪草」を歌っていた。
ラジカセのカセットを流しながら何度も何度も歌詞を見ながら歌っていた。
大人になって車を運転するようになり夕方カーラジオから流れていた「 人・うた・心」。
一日の終わりの何とも言えない切ない時間に安心感を与えてくれたラジオトーク。
もう聴けない祖母の歌声も夕暮れの妙にセンチ気分も僕の大事な思い出。
川中美幸で書くことあるかと思ったら意外とあったわ。