新年最初のOBSラジオ「JOY TO THE OITA+」の放送では、昨年9月のOBS大分放送70周年感謝祭「ファンたすピーク!!」」の模様が放送された。
globeのKEIKOが久々に公のイベントに出演した本当に貴重な一日。
残暑がまだ厳しかった9月24日。あの日僕は大分駅前のあの場所にいた。
globeがリアルタイムだったころはまだ中学生。CDをひたすら聞いていた毎日。
大分の子供にはライブに行くという発想自体がなく生のglobeに会うことなんて想像もできなかった。
それがアラフォーになって生のKEIKOを見ることができるなんて。あ、マークも。
しかも学生時代の人気番組「学校へ行こう!」の軟式globeにも会えるなんて。
数か月前からこの日を本当に楽しみにして前日から駅近くのドーミーインに初めて泊り、地元なのに謎の前のりをしてイベントに臨んだ。
最前列の全国各地から遠征してきた濃いファンの輪には混ざれなかったが、充分ステージが見れる位置にいることができた。
この9月時点ではマスクをしたままのイベント出演だったが、KEIKOの綺麗な白い脚とあのやさしい瞳がすごく印象的だった。
その元気そうな姿を見れただけで本当に感無量といった感じでアラフォーのおじさんの心はスパークしていた。
KEIKOは一節も歌を歌うことはなかったけれど、マークはガンガン歌っていた。
そして、マークのDJパフォーマンスはまた違う意味で感動した。
田舎の大分駅前が見たこともない数の人で埋め尽くされ、globeの音楽が大音量で流される光景に。そして、そこにいる自分。
大分人はこういうイベントのノリ方もわかんないから最後まで微妙な感じで手を叩いていたけど、心の中ではアガりまくっていたよ。マーク、ごめん。
強い日差しと重低音を体全体で感じているトランス感。何とも言えない経験になった。
都会のクラブで遊んでいる人の気持ちなんて一生わからないと思っていたが、ほんの少しだけわかった気がした。
軟式globeもパーク・マンサーが下手な芸人よりよっぽど芸人らしいすばらしい仕事をしていて感動した。
今は富山で農業をやっているらしいがあぁちゃんと生きてきた人なんだなと。
アホだな~と歌っていたKOIKEも落ち着いた大人の女性になっていてあの顔がこういう感じになるんだと、老けたとかじゃなくて何か感慨深かった。
ゲイアプリを確認すると大阪や名古屋から遠征してきたglobeファンのゲイがいることがわかった。
同じ時代に同じ音楽を同じように好きになったゲイ達がいるんだ。
その事実だけでどんなに心強く思わされたか。滅多にない良い機会になった。
大分で九州の片隅でも生きてきてよかったんだと思えた一日だった。