昨年10月にスタートした「槇原敬之 ・Sweet Inspiration(FM COCOLO)」を毎週聴いている。
番組がスタートしたのが10月7日。初回の放送の最後に"1972年10月9日"の日付が出てくるユーミンの「ジャコビニ彗星の日」を流してくれたことにかなりグッときたなぁ。
マッキーわかってんなぁってちょっと感動した、ホントに。
ラジオが大好きだというマッキー。ジングルから選曲までガッツリ担当しているようでマジのラジオラバーな感じが伝わってくる。
FM COCOLOという大人のFM局が大阪にあるということは以前から知っていた。それはヒロ寺平さんという名物パーソナリティーの番組を「上沼恵美子のこころ晴天(ABCラジオ)」であのエミリーがずっと聴いていたと語っていたからだった。
どうやらマッキーのブレイクも大阪のFMラジオでガンガンにかかっていたのがきっかけらしく大阪のラジオ文化にはかなり興味を惹かれる。
そんな大人のFM局での番組。マッキーは毎週言葉を選びながらあの優しい声でリスナーと向き合う。
いろいろありすぎたマッキー。何も言わずとも同じ時代を生きてきた人間ならみんな分かっているだろう。
作風もかなり変わり、ラブソングからライフソング寄りになっていったりどれだけ悩んできたのだろうといちリスナーとしてすごく感じるものがあったものだ。
まるで心の平穏を求める場所のようなこの番組。マッキーもすごく楽しみながら大切に放送しているのが伝わってくる。
殺伐としていく時代の中でラジオはよりパーソナルに優しさを求めていくのかもしれない。
やれ公共の電波だなんだとは言うけれど、それでいいような気もするのだ。