球体通信

Around Forty gay on the Kyushu Island

消えるものと消えないもの。

いわゆる"テキストサイト"の代表的サービスだった『ジオシティーズgeocities)』が今年3月末でサービス終了となるそうです。

tech-camp.in

いろんな人の思いや叫び、中には貴重な情報も混ざっていたテキストサイト

リンク先の記事でも指摘されているように失われる情報の量は計り知れません。

インターネットの記録というものは半永久的に残っていくものと思っていました。

しかし、そうではなかった。これは結構ショッキングな事実ですね。

人間が扱っていくものである以上、しょうがないことなのかな。

 

考えてみたらブログサービスもその時々の流行があって結構無くなってきたサービスも多いですね。ミクシィのように天下を取ったSNSだって簡単に廃れて他に取って代わられているわけで。インターネットの世界だからと言って諸行無常が適応されないわけではないんですね。

 

最近気になっているのはニュースサイトの情報が意外とすぐ消えるという事実。

一度ニュースソースが消えてしまえばあたかもそれ自体が最初からなかったようにすることもできますよね。時が経てば経つほど真実はわからなくなる。確かめようがないですから。一般庶民の記憶なんて曖昧なものです。毎日必要/不必要を考える間もないほどの情報の渦に巻き込まれているのだからそれも当然かもしれません。

中国の検閲を笑っているけれど、日本の報道だって時の政権の意向が常に反映されているしニュースソースを削除していけば歴史を捻じ曲げることもできるかもしれない。

大事な情報の取捨選択、そしてその大事な情報を残す努力が必要な時代なのかもしれません。

 

消えるものがある一方、消えないものもある。こういう記事を見つけました。

www.itmedia.co.jp

確かに今話題の"バカッター"のように過去の悪事は一度拡散すると消せませんねぇ。

その人のその後の人生をそれこそ半永久的に終わらせてしまう。

まぁ取り返しのつかないやってはいけないことをやったんだから仕方ないんだけど。

こういうインターネット上の消せない記録は「デジタルタトゥー」と言われるそうです。プラスのことよりマイナスのことの方が残っていきやすい気がします。

インターネットが普及して便利にはなってるけど、豊かになっているかは別ですよね。

インターネットは万能という考えを捨てなければいけませんね。

 

このはてなブログだって永遠じゃないわけで。

まぁ僕が死ぬぐらいまでは残っててください。

 

outernet

outernet

 

インターネットに対するアウターネット。目の付け所がさすがTK。