球体通信

Around Forty gay on the Kyushu Island

バナナラマ。

PWLの代表格であったガールズグループ、バナナラマ(Bananarama)。

オリジナルメンバーは、カレン、サラ、シヴォーンの3人。

Stock / Aitken / Waterman(SAW)のプロデュースを受け、

当時のディスコブームに乗って次々と大ヒットを連発、一世を風靡した。

 

1986年発表、彼女たちの代表曲「Venus」。日本でも長山洋子がカバーし大ヒット。


Bananarama - Venus (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

ちなみにバナナラマのバージョンもカバーであり、

オリジナルはオランダのロックバンドのショッキング・ブルーによる1969年のヒット曲。

 

1987年発表、彼女たちのフォースアルバム『Wow!』。

Bananarama - Wow! (Collector's Edition) - YouTube

世界的な大ヒット「Venus」が生まれた前作『True Confessions』以来のアルバム。

今作からも5枚のシングルヒットが生まれることとなった。

1. I Can't Help It


Bananarama - I Can't Help It (Radio Edit) (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
2. I Heard a Rumour


Bananarama - I Heard A Rumour (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
3. Some Girls
4. Love in the First Degree


Bananarama - Love In The First Degree (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

5. Once in a Lifetime
6. Strike It Rich
7. Bad for Me
8. Come Back
9. Nathan Jones


Bananarama - Nathan Jones (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

10. I Want You Back


Bananarama - I Want You Back (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

 

ゴキゲンな曲がこれでもかと続く1枚。

アルバム曲もどれもすばらしく、まさにポップスの教科書的な音である。

ミュージックビデオを見ればわかるがゲイテイスト満載であり、

ディスコポップとゲイカルチャーの切っても切れない関係性がわかる。

米英よりもチャートアクション的には日本の方が好成績だったりと当時の日本人気の高さをうかがわせる。

80年代からその後も廃れることなく連綿と ユーロビートが支持されている日本という国はとてもハッピーな国なのかもしれない。

1984年生まれの僕が聴いてもなぜかとてもなつかしく幸福感の溢れる世界に存分に浸れてしまう。そして、豊かな時代に思いを馳せることができるのである。

 

ミュージックビデオを見ていくと分かるのだが、途中でメンバーが交代している。

オリジナルメンバーのシヴォーンは音楽性の違いにより1988年に脱退。

新メンバーだったジャッキーは1991年まで活動し、その後脱退。

以降はカレン、サラの2人で活動を続けていたようだ。

 

 2017年、実に30年ぶりのオリジナルメンバーでの再結成を発表。

www.barks.jp

こちらは3人でのツアー時のライブ映像。曲は「Venus」。


Bananarama - Venus (Live At The London Eventim Hammersmith Apollo)

当時このメンバーでのパフォーマンスはできていなかったということなので、往年のファンにとっては最高のプレゼントになったのだろう。

昨年8月に3人でのツアーが終わり、2人体制に戻ったバナナラマ

来月には10年ぶりのアルバムリリースが控えているという。

 

PWL時代以降も長く活動を続けているバナナラマ。これからもそのポップ魂が消えることはない。

 

WOW!

WOW!

 
The Greatest Hits Collection (Expanded Reissue Edition)

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Live At The London Eventim Hammersmith Apollo

Live At The London Eventim Hammersmith Apollo