1991年から約6年間放送されたフジテレビ系バラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』。
僕が今までテレビを見ながら腹を抱えて笑ったのってやっぱり『ごっつ』しかなくて。
すべてを忘れるぐらい笑い転げたあの体験はすごく今でも鮮烈に残っています。
当時小学生高学年だったので全部が全部理解できてたわけではないけれど、
それでもダウンタウンの作り出す笑いは別格というのは感じましたよね。
1997年に発表され大ヒットとなった『ごっつ』を代表するヒット曲。
エキセントリック少年ボウイオールスターズの「エキセントリック少年ボウイのテーマ」。
Eccentric Shounen Boy No Theme
久々に聴いても最高ですねぇ。マジで何百回聴いたんだろう。。。
戦隊モノのパロディーですが、ここまで現代的な笑いを詰め込んだ歌はないですね。
やっぱり今の30代以降にとってダウンタウンの影響力はすさまじいものがあると思います。
よく言われることですが、『サムい』や『イタい』など松ちゃんの生み出した多くの言葉で若者の感覚自体を大きく変えてしまったんですから。
堂本剛みたいな松ちゃんかぶれの若者が全国に数えきれないぐらいいたはずです。
僕はクロスネットしかない田舎で育ったので『ごっつ』は夕方5時から放送してました。
学校から帰って外で遊ぶのも忘れてテレビにかじりついて見ていましたね。
笑っていいとも!もお昼にやってなかったんですよね。。。田舎ひどい。。。
地元は全然お笑いの盛んな土地柄ではなかったですが、それでも友達とコントみたいなことをやってみたり漫才の真似事をやってみたりしてたなぁ。あの頃が一番楽しかった。
『ごっつ』からはたくさんの名作コントが生まれましたね。
挙げだしたらキリがないので割愛しますが、今だったら内容的に過激すぎて無理なものも多かった。
そして、コントのセットもめちゃくちゃお金がかかった大がかりなものも多くて視聴者がしっかり笑いの世界に入り込めましたよね。
いろんな意味であの時代でしかできないことをガッツリやっていた番組だったんだなぁ。
また番組の終わり方もかっこよかったなぁ。
確か日本シリーズか何かの野球放送の延長に対して松ちゃんが激怒して
こんな編成するなら番組を降りるっていうことになったんじゃなかったかな。
当時は当たり前のように野球放送が延長してました。
2時間延長とかは普通でそれ以上の時もあって本当にムカついていました。
ドラマや歌番組を楽しみしてた全国の女子やお釜は放送が大幅に遅れて寝てしまったり時間がずれることでビデオ録画がちゃんとできてなかったりしても泣き寝入りでした。
松ちゃんは野球放送の延長問題に一石を投じた。それ自体が単純にうれしかった。
全国の野球に興味のない人間の声を代弁してくれたようで。
また、自分の作っているものへのプライドとかおかしいと思うこととの戦い方とかそういう面でもすごく大きな意味合いのある一件だったなぁと今改めて思います。
そんな『ごっつ』を始め、数々の伝説を作ってきた松ちゃん。最近なんだか別人みたい。
人は変わるもの。変わらない僕がおかしいのでしょう。
でも、ちょっと哀しい。
既婚子持ち金髪マッチョになった松ちゃんを
あの頃の松ちゃんが見たらなんというんでしょうね。
松ちゃんは孤高の芸人でいてほしかった。
ツイッター芸人になるなんて誰が予想できたでしょうか。
思い出に縛られ続けている僕よりも
SNS時代に対応して今を生きている松ちゃんの方が正しいのでしょう。
でも、やっぱりちょっと寂しい。
まぁどんな風になっても松ちゃんが、
ダウンタウンが残してきたものは消えない。
その思い出がすべてかなという気がしています。
『ごっつ』のエンディングで流れていた切ない名曲。
エキセントリック少年ボウイオールスターズの「あぁエキセントリック少年ボウイ」。
大人のブルースですよね。大人になって聴くと沁みる、沁みる。
改めて聴かなくてもずっと僕の頭の中では流れ続けてましたけどね。
え!?今月、まだ20日もあるのーっ!???・・・・・やっぱ、すごいよなぁ。
ダウンタウンのごっつえぇ感じ音楽全集〜「エキセントリック少年ボウイ」のテーマ他〜 - YouTube
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