今週1週間(11月11日~17日)は、税を考える週間でした。
そんなタイミングで話題となった「桜を見る会」問題。
今年4月に行われた総理主催の桜を見る会に税金が使われたのではないかと言う疑惑。
総理主催の「桜を見る会」 “税金の私物化”で追及(19/11/11)
日本共産党の田村智子議員が国会で追及したことで僕たちは知ることができたわけですが、この問題が今までの問題と違うのは思いっきり安倍総理自身が関わっているという点ですよね。
さすがに完全にスルーはできないと思ったのか、釈明になっていない釈明をする事態となりましたね。う~ん、ちょっと何言ってるかわかんないって感じです。
【報ステ】『桜を見る会』疑惑 総理が異例の釈明(19/11/15)
やましいことが一切ないのなら国会で堂々と説明すればいいだけだと思いますが。
(またこのぶら下がり会見ってのは小泉総理の時代から始まったようですが、まともな会見とも呼べないもので総理が一方的にしゃべるだけで政府にべったりの記者クラブの記者たちも大して追求しないのであまり意味がないですよね。)
国のトップがこんなんじゃ誰も税金払いたくないですよ。
どうせ無駄遣いされるのはわかってるのに。馬鹿らしいです。
税金に関して言えば10月1日の消費税10%の導入から1ヵ月半が経ちました。
買い物したレシートを見ると同じ食料品でも8%と10%のものが混在していてもう訳が分かりません。が、確実に日々の生活で支払う金額は増えているんですよね。
誰もが一律に負担するので一見公平に見える消費税ですが、実はそうではなく消費税は不公平な税だというのがジャーナリストの斎藤貴男さん。
結構目からウロコですね。
消費税は間接税で小売店などの事業者が実際は支払うものなので価格に転嫁できなければ彼らの負担が増えると。そして、やがて経営を圧迫しさらに市場原理により弱い方弱い方にしわ寄せが来ると。
単純に僕たち消費者の負担が増えるだけだと思っていたけれどそんな簡単な問題じゃなかったんですね。
講演会の動画もあったので暇な時にしっかり勉強したいです。
1989年の消費税導入から30年。もはや消費税はあって当たり前のものになってしまいました。
が、消費税自体がどういう税なのか、僕たちはあまりに知らない(知らされてない)と思います。僕が無知なだけだとは思いますが、同じような人も多いと思います。
本当に消費税は必要な税なのか、このままひたすら上げていくことがいいことなのかと言うそもそもの議論がもっとなされるべきだろうと思います。
嫌でも税について考えてしまった2019年の税を考える週間。
税金を気持ちよく支払えるような国であってほしいなぁと切に願います。