2010年6月30日、ひとつの悲しい死があった。
日本でも人気の高かったパク・ヨンハ君の死である。自殺であった。亨年32歳。
日本でもCDデビューを果たしK-POPスターとしても活躍した。
やさしい笑顔でゲイ人気も高かったパク・ヨンハ君。
まぁ日本語もうまくて歌もうまくて演技もできてたくさんのファンもいて・・・
なのに自ら命を絶ったパク・ヨンハ君。
亡くなった本当の理由は本人しかわからないだろう。
でも、たしかなのは彼の笑顔が、やさしい笑顔が永久に失われたこと。
身近で自殺といって思い出すのは数年前に近所で亡くなっていたサラリーマンのこと。
父親が第一発見者だったのだが、車の窓と言う窓に目張りをして中で練炭を焚き静かに亡くなっていたという。
彼には大切な奥さんがいた。それでも自殺を選んでしまった。
父には奥さんから見つけくださりありがとうございますと言う旨の丁寧な手紙が届いたそうだ。
何にもないバイパスの側道の隅っこを最後の場所に選んだ彼の気持ちはどんなだったのだろう。
パク・ヨンハ君の死後、2010年代に活躍したK-POPスターたち。
彼らも悲しい死を選んでしまった。
おととし12月のSHINeeのジョンヒョン、今年10月のf(x)のソルリ。
そして、今年11月のKARAのハラちゃんの死。
僕より全然若くて綺麗でかわいくてかっこよくてたくさんの人に愛されて・・・
それでも自ら死を選んでしまった彼ら。
KARAはもちろんSHINeeもf(x)も素敵なグループだっただけに永久にオリジナルメンバーでの復活が無くなったということは本当に悲しい。
ジョンヒョンがかっこいい日本でのサードシングル「LUCIFER」。
ソルリがキュート&セクシーな「Rum Pum Pum Pum」。
f(x) 에프엑스 '첫 사랑니 (Rum Pum Pum Pum)' MV
KARAが最高に輝いていた「ジェットコースターラブ」。"ハラハラ"はもう誰もできない。
2010年5月、パク・ヨンハ君の亡くなる1ヵ月前にリリースにされた日本でのラストシングル「ONE LOVE~笑顔であふれるように~」。
パク・ヨンハ / ONE LOVE~笑顔であふれるように~
作詞:kenko-p 作曲:Nickii
君のまなざし 君の微笑み
勇気になるから ウソじゃない それはきっと まぶしい輝き
そうさ 笑顔であふれるように いつでも側にいるから
ONE LOVE 元気をあげる ひとりでふるえないで 笑顔であふれるように
僕らの愛をつなごう ONE LOVE こころはひとつ 同じ空を見てる
歌詞を見てみるとファンを1人じゃないよと励ますような温かい内容。
彼は一体どんな気持ちで自分自身がつらい中この曲を歌っていたのだろう。
本当につらい人に、追い詰められた人に何ができるだろうか。
何もできないことが多いかもしれない。それでも寄り添う努力はしていたい。
まず自分が笑顔になれるように、心の余裕が持てるようになっていたい。
小さな小さな僕ら一人一人の周りが笑顔であふれるように。