球体通信

Around Forty gay on the Kyushu Island

衝撃のユーチューバー・昭恵さん~首相公邸チャンネルの謎~。

2017年2月17日。4年前の今日、前代未聞の公文書改ざんは始まったとされている。

 

「私や妻が関係していれば、首相も国会議員も辞める」。

 

当時の安倍晋三首相がこう発言したこの日から。あの森友問題は始まってしまったのだ。

 

www.nhk.or.jp

 

それまでもひどい政治はおこなれていた。

 

けれど、ここまで堂々と嘘を重ね、結果的にそれが許された状況であることは

 

日本という国の未来は本当に暗くしたと思う。

 

そういう意味でもとても重大な事件である森友問題。

 

この問題に深く関与していたとされたのが当時の安倍首相夫人・安倍昭恵さん。

 

そもそもの森友問題の発端を探っていくと、

 

昭恵さんからすべてが始まっていたことは今や周知の事実となっている。

 

www.jcp.or.jp

 

今もその奔放な発言や行動で世間を騒がせ続けるワイドショー的人気者の昭恵さん。

 

そんな昭恵さんがYouTubeチャンネルを持っていたことはあまり知られていない。

 

チャンネル名は「首相公邸チャンネル 安倍昭恵の幸せのカタチ」。

そして、「チャンネル安倍昭恵 」。

 

www.youtube.com

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 「チャンネル安倍昭恵 」は「安倍昭恵の幸せのカタチ」の内容を引き継いだチャンネルなので実質的には一つのチャンネルだ。

 

「首相公邸チャンネル 安倍昭恵の幸せのカタチ」の概要欄を見るとこう説明がある。

 

"安倍昭恵さんの「たくさんの人たちに幸せになってほしい」という想いに賛同したキャスト、制作スタッフが、ボランティアで参加・制作しているインターネット番組です。今後、不定期にアップしてゆきます。どうぞよろしくお願いします。"

https://www.youtube.com/user/DiamondblogHappy/aboutより引用)

 

あくまでボランティアで作られているというこの番組。

 

動画を見てみると、どうやら本当に首相公邸内でこの番組は撮影され制作されたようなのだ。

 

初回のゲストから電撃ネットワークという何ともパンチの効いたこのチャンネル。

 


首相公邸CH.『安倍昭恵の幸せのカタチ』第1回①:電撃ネットワーク、首相公邸にて、あの衝撃芸を披露!

 

その番組内容はと言うと毎回豪華なゲストが招かれ、昭恵さんとトークを繰り広げる

 

徹子の部屋」ならぬ「昭恵の部屋」ともいえる内容。

 

ゲストラインナップは、小林幸子芳村真理藤真利子石毛宏典相川七瀬はるな愛、藤井リナなどと超豪華。

 

トーク内容はゲストの半生から昭恵さんが興味のある慈善事業やスピリチュアル系の話まで実に幅広い。

 

全動画をかなりの時間をかけて見てみたが、真面目でためになるゲストの話も多く

 

意外としっかり作られていて番組としてはそれなりに楽しめた。

 

ところどころ昭恵さんのスピリチュアル志向が顔を出し

 

頭にハテナが浮かぶこともなかったわけではないが概ねまともなトークはできていた。

 

しかし、この昭恵さんのYouTubeチャンネル。見ているといくつかの疑問が浮かんでくる。

 

この豪華なゲストを呼ぶギャラや番組の製作費は一体どこから出ていたのだろうか。

 

本当に何の利益もなくやっていたのだろうか。

 

もし完全にボランティアで有志がやっていたとしても、

 

昭恵さんが首相夫人という立場を利用したことは間違いなくそれはそれで問題になる。

 

それは過去何度も昭恵さんの問題が追及されるたび、当時の政府は

 

「昭恵さんは公人ではなくて私人」だと異例の閣議決定までして守ってきた経緯があるからだ。

 

www.nikkei.com

 

それなのに当の昭恵さんは自ら"日本のファーストレディー"と名乗り、

 

首相公邸をユーチューブ番組のスタジオ代わりに使用していた。

 

これはあまりにシュールすぎる構図ではないだろうか。

 

昭恵さんの私人公人問題では昭恵さん付きの政府職員がいたことも明らかになり大きく騒がれた。

 

つまり昭恵さんは首相夫人の立場をフルに利用した"一私人"ということになる。

 

首相公邸をスタジオ代わりに使えてしまう、何でもやりたいことができてしまう"一私人"。

 

このいびつさには違和感を禁じ得ない。

 

それだけではない。

 

報道によれば安倍元首相はほとんど首相公邸は利用せずに別にの場所にある私邸から

 

首相官邸に通い執務をこなしていたと言われている。実質住んでいなかったわけだ。

 

そんな中、首相夫人の昭恵さんがユーチューブ番組を撮影していたとしたらどうなのだろう。

 

もちろん税金で管理されている首相公邸。これは果たして許されることなのだろうか。

 

首相公邸は私人であるとされる首相夫人が勝手に使えるようなものだったのだろうか。

 

これこそ安倍政権下で何度も指摘された『権力の私物化』そのものではなかったのだろうか。

 

昭恵さんのYouTubeチャンネルの最終更新日は2017年2月24日。

 

安倍元首相の「関与していれば総理も議員もやめる」発言から1週間後のこの日。

 

当時の佐川宣寿財務省理財局長が国会で虚偽答弁をした日である。

 

森友問題の核心に迫るために必要な交渉記録について「記録はない」「廃棄した」と。

 

www.asahi.com

 

昭恵さんがもしくは周囲の人物がさすがにやばいと思ったのだろうか。

 

真相はわからないが、 昭恵さんのYouTubeチャンネルの更新は止まった。

 

そして、森友問題はその後さらに大きな事件となっていった。

 

が、しかし、森友問題は何一つ解決されることなく桜を見る会問題など

 

様々な問題が新たに出てきてもたくさんの嘘でうやむやなままに時だけが流れた。

 

mainichi.jp

 

その桜を見る会問題でも昭恵さんはクローズアップされる存在となったわけだが、

 

それは置いておくとしてもだ。嘘にまみれた政治は繰り返された。

 

一体、昭恵さんが求めた"幸せのカタチ"とは何だったのだろうか。

 

昭恵さんが幸せを求めてとった行動でこの国の根幹が捻じ曲げられたのだとしたら。

 

この国の不幸につながっていたのだとしたら。これは全国民に関係する決して見過ごせない問題だ。

 

昭恵さんの幸せのカタチは国民の不幸のカタチだったのだろうか。

 

それもまだわからない。いまだに何一つ解決はされていないからだ。

 

昭恵さんに悪意があろうがなかろうが、

 

これまで起こってきた異様な出来事は一つ一つ表に出され検証されなければならない。

 

昭恵さんのYouTubeチャンネルの件も本当に何の問題もなかったのか、

 

今一度追及されるべきだと強く思う。

 

happy.victory-tv.tokyo

www.asahi.com