木根尚登がソロ活動30周年ということで過去のMVがアップされていた。
その中にシングルTOP5を独占しノリに乗っていた1996年の小室哲哉がプロデュースした
アルバム『REMEMBER ME?』からの先行シングル「REMEMbER ME?」のMVも。
一聴すればわかるようにコーラスに華原朋美が参加しているこの楽曲。
YouTubeのコメントにもあるように本当に華やかな朋ちゃんのコーラスに彩られていて最高。
粘っこい小室さんの声と爽やかな木根さんの声はかなり対照的だな。
作詞・作曲は木根尚登、編曲は小室哲哉。軽快なギターサウンドが心地いい。
このアルバムの核になる曲は1曲目の「REMEMbER ME?」。
そして、2曲目の「Close to the night」。これがまた名曲なんだなぁ。
「Close to the night」は大賀埜々のデビューシングルとして提供した曲のセルフカバー。
大賀埜々のシングルでは作詞・作曲は小室哲哉と木根尚登の連名クレジット。
大賀埜々バージョンとセルフカバーバージョンではサビ以外の歌詞が変えられており、また違う歌の世界を楽しむことができる。
これはあと何十回でもリメイクしていい曲だと思う。
朋ちゃんも出演していたエステCMタイアップのオーディションで見いだされこともあり、
わかりやすく朋ちゃんフォロワー路線だった。
まだ本家が売れてるのに似たような感じで大丈夫?と思ったら案の定徐々にフェードアウト。
その後もCMモデルや女優として長く活動はしていたけれどね。
それにしてもこの「Close to the night」。夜に惹かれる人にはやはり響くものがある。
太陽の光で輝く人がいれば月の光で輝く人もいる。
夜に不自由になる人がいれば夜に自由になれる人もいる。
哀愁の余韻と最後に残るほんの少しの希望。そういうところがいいのかなぁ。
昭和歌謡の時代から現在の夜好性アーティストの時代へ綿々と流れてきた夜というモチーフを振り返るうえで外せない1曲だね。
木根さんも本当に大人の男性のいい声で素敵だし、アルバム「REMEMBER ME?」は本当に名盤。